こんにちは。
トータルアドバイザーの鈴村です。
本日10時、慶應義塾大学医学部2次試験の
合格発表がありました。大学のホームページ
によると、131名の方が正規合格されました。
昨年の126名より5名増です。
同時に111名の補欠者が発表されました。
これは昨年の91名より20名増加しています。
慶應義塾大学の補欠繰り上げ合格は、例年、
国公立前期の合格発表が一段落ついた3月15日
頃に30名ほどが発表され、その後は辞退者が
出るたびに何度か繰り上げ合格があります。
過去3年間の総繰り上げ合格者数は、2017年度:
53名、2016年度:43名、2015年度:40名です。
大学のホームページでも公表されています。
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/hoketsukyoka.pdf
過去10年間で最も繰り上げ合格が少なかったのは
2014年度の16名です。この年は3月17日に7名が
繰り上げ合格になり、その後、3月24日に9名が
繰り上がりました。
この2014年度は大学センター試験の国語が、前年に
引き続いて難化し、平均点98.67点と100点を割った
年でもあります。慶應義塾大学医学部の併願先とし
ては、東京大学理科三類や、東京医科歯科大学医学部
が浮かぶので、センター試験より2次試験の配点の方が
高いこれらの大学が、そこまでセンター国語の難化を
受けるかという疑問もあるのですが、とにかく2014年度
を除くと、慶應義塾大学医学部の繰り上げ合格は毎年
40名~50名ほど回っています。
また、今日は愛知医科大学医学部の地域特別枠入学
試験B方式の1次試験合格発表もありました。
1次合格者は29名と昨年より25名減少しました。
愛知医科大学の地域枠B方式の志願者数はまだ
公表されていませんが、受験番号を見ると、昨年
の74名より明らかに減っていると考えられます。
1次合格者の受験番号の最後が「19034」ですので、
少なくとも34名以上の志願者がいたことは確か
ですが、昨年の数字には届かないでしょう。
【2018年3月10日追記】
大学のホームページで志願者34名と公表されました。
http://www.aichi-med-u.ac.jp/su11/su1101/su110101/1205229_1888.html
これは今年から地域枠の出願資格に「愛知県の
高校出身者」「本人又は保護者が愛知県在住者」
のどちらかに該当する者という出身地の制限が
加わったことによると考えられます。
昨年7月、厚生労働省が現行の医学部地域枠に
ついて、対象を地元出身者に限定するよう、各
都道府県に要請しました。そのため、今年は
他の医学部地域枠でも出願資格を地元出身者に
限るとした制限が増えました。
愛知医科大学の地域枠制度は、卒業後5年間は
大学に残ることが義務付けられています。地域
枠の中には「大学または関連病院に残る」と
していたり、初期研修の2年間は(制度上は)
別の地域で研修できるところもありますが、
愛知医科大学は自分のところでしっかり面倒を
見て、研修中の5年間で、最短で専門医を取得
することもできるとアピールされています。
「地域の病院に派遣したはいいけど、臨床で使い
物になりませんでは困りますから」と以前、愛知
医科大学の入試ご担当者はおっしゃっていました。
地域枠といっても様々な形がありますね。
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