学院長の田尻です。
土曜日の時点で、私立医学部2018年度の入試結果を
公表している大学は18校でしたが、日本医科大学の
入試結果が判明しましたので、私立医学部31大学中、
19大学の入試結果が分かりました。
土曜日のこのブログでもお伝えしましたが、現在判明
している大学の合計では、2018年度の私立医学部一般
入試の志願者数は前年の志願者数を割っています。
【2018年度(平成30年度)入試速報】 私立医学部・歯学部入試結果(4月23日更新)
http://nyushi.melurix.com/archives/942
これを入試区分別に見ると、一般では(一般入試は、一般と
センター試験利用入試に分かれます)19大学中15大学で
志願者が減少しています。前期・後期、Ⅰ期・Ⅱ期のある
昭和大学医学部、近畿大学医学部は、2校とも前期・後期、
Ⅰ期・Ⅱ期ともに志願者が減少しています。
一般で志願者が増加したのは獨協医科大学、日本医科大学、
久留米大学、産業医科大学の4校でした。19大学中、志願者が
増加したのは僅か4校のみです。
このうち、獨協医科大学は、これまで栃木県の獨協医科大学
キャンパスしか試験会場が無かったものを東京にも試験会場を
開設したことで志願者が伸びました。
日本医科大学は6年間の学費を570万円下げたことで
志願者が増加しました。日本医科大学と獨協医科大学は
志願者増の理由がはっきりしています。
私立医学部入試で募集人員のほとんどを占める一般入試の、
一般での志願者の増減を見ると私立医学部の人気も一服と
いう感じがします。
さて、志願者数が判明している19の医学部のうち、
センター試験利用入試を実施している医学部は9大学
です。
2018年度入試のセンター試験利用入試前期の志願者は
9大学中、9大学で増加しました。一般とは正反対と言って
いい結果でした。
また、センター試験利用入試後期を実施する医学部で
志願者数が判明している3大学は、3大学ともにセンター
試験利用入試後期の志願者は減らしています。
2018年度の私立医学部入試の結果が全て出揃ったわけ
ではありませんが、現在判明分を見ると、センター試験
利用入試前期だけが各大学揃って志願者を増やしています。
このことを、どう考えるかは私立医学部入試の大きな流れを
考える上で、重要になると思います。
明日以降で、さらに分析を続けます。
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