医学部入試

川崎医科大学に行って来ました(2018-05-26)

こんにちは。
トータルアドバイザーの鈴村です。

今週の火曜日、川崎医科大学医学部を訪問して来ました。
当日は、入試を担当されている教授と事務の方にお会い
することができました。

川崎医科大学はJR岡山駅から電車で3駅のところにあり
ます。駅から大学までは歩いて10分ほどで、その近くに
は大学関係者や患者さんが利用するスーパーや薬局、飲
食店が立ち並んでいます。地方に行くと、大学や病院は
その地域の消費や雇用を支える「産業」のひとつだと感
じます。

入試ご担当者とのお話の中では、2019年度入試におい
て、地域枠にいくつかの変更があるということでした。
また発表できるタイミングになれば、こちらでもお伝え
します。

私の方からもご質問させていただきましたが、逆に大学
の方からもたくさん質問されました。特に、新テストに
備えてどのような準備をしているかや、今後の入試がど
う変わると予想しているかについてはじっくりと聞かれ
ました。他の予備校の方からも色々と情報収集されてい
らっしゃるようで、医学部といえども、黙っていても優
秀な受験生が集まるとは考えていないことが感じられま
した。

「散々、聞かれてらっしゃると思いますが…」と地方会
場を設けるかどうかについてうかがったところ、今のと
ころ東京に試験会場を設けることは考えていらっしゃら
ないような様子でした。

今年の入試では、獨協医科大学医学部が1次試験の会場
として、本学キャンパス以外に五反田に東京会場を設
け、その結果、繰り上げ合格者は54名と、前年度の28
名から大きく増加しました。入試を受けやすくすると、
それだけ志望順位の低い受験生が受けることになり、
その分、入学辞退者も増え、繰り上げ合格者も増えます。

川崎医科大学としては、志望順位の低い他の地域からの
受験生をこれ以上、入学させるよりは、卒業後も地域に
残って中四国の医療に貢献してくれる学生を求めている
ようでした。地方会場も東京よりは、大阪もしくは福岡
の方が現実味がありそうです。

実際に、新大阪から岡山までは新幹線で50分ほどなの
で、楽に日帰りで受験することができますが、博多か
ら岡山までは2時間ちょっとかかります。もし地方会
場が実現するとしたら、福岡は間違いなく有力候補に
なりそうです。

昨年までは、川崎医科大学の1次試験日に近畿大学、埼
玉医科大学が重なっており、首都圏の受験生の多くは東
京会場のある近畿大学または埼玉医科大学を受験します。
東京から岡山までは新幹線で3時間半ほどですが、首都
圏の受験生にとって、岡山という土地は心理的ハードル
が高いと感じます。

普段から出張に慣れている大人の感覚としては、東京か
ら岡山まで前泊して試験を受けることに疲労は感じませ
ん。このぐらいなら楽に受けて帰って来られると思いま
すが、首都圏の受験生にとってはやはり見知らぬ土地と
いうこともあってためらう部分があるのかもしれません。

今回は、入試ご担当者へのご訪問はもちろんのこと、メ
ルリックス福岡校から川崎医科大学に進学した卒業生の
合格体験記も撮影させていただきました。
そのうちの1人とは、渋谷本校で川崎医科大学と岩手医
科大学の面接練習をさせていただきましたが、合格後お
会いするのは初めてだったので、懐かしさと嬉しさとで
感激しました。

また、これまでSNSを通してしか、やり取りしていな
かった福岡校の生徒とも、やっと今回初めて会うことが
できました。
ご協力いただいたお2人には心から感謝します。本当に
ありがとうございました。

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