今日は自戒を込めて書きます。
医学部入試は、毎年どんどん変化を続けて
います。他の学部には無い「地域枠」は特に
複雑です。「地域枠は、こうだ」と決めつける
のは、非常に危険です。
医学部受験生があまり意識していないことの
多い医学部AO入試も杏林大学医学部、東海
大学医学部、大阪市立大学で新たに実施され
ます。私立大学医学部一般入試の後期入試も
来年入試から杏林大学医学部と久留米大学医
学部で始まります。
英語、数学、理科2科目が課されることの
多い私立医学部一般入試ですが金沢医科大学
一般後期試験の1次試験で課されるのは、英語
と数学だけです。さらに金沢医科大学一般後期
試験の数学の出題範囲に、数学IIIは入っていま
せん。理科も数IIIも要らない医学部入試です。
一口に「医学部入試」と言っても、本当に
様々な入試があります。その中で自分に
合った医学部入試を見極める必要があり
ます。その際に大学が正式に公表している
入試情報とそうでないものの区別は意識する
必要があります。
昨日のこのブログで金沢医科大学に触れた
部分で「2次試験合格を考えるのであれば
290点くらいが目標になると思います」と
書きました。ただ2次試験合格者の、1次試
験の最低点が290点と金沢医科大学が発表
しているわけではありません。私なりの分析
の結果です。
そのあたりを含めて、もう少し詳しくお伝え
した方が良かったかと反省しています。
昨年の入試結果で言えば金沢医科大学一般
前期の1次試験合格最低点は、271点、
最高点は、345点でした。345点から
271点の中に1次合格者598人がいる
わけです。74点の幅の中に598人です。
最高点付近は、ポツポツで最低点、ボダー
ライン付近は、同点の受験生が多いのは
間違いないでしょう。
昨年の金沢医科大学一般前期入試の正規合格
者は110人。繰り上げ合格者は96人で、
総合格者数は206人。繰り上げ合格者数は、
合格通知を出した人数ですから、実際の繰り
上げ合格該当者は、もう少しいるはずです。
繰り上げ合格の電話をした際に「他の医学部
に進学します」と答えた受験生は、繰り上げ
合格者数には含まれていません。また、昨年
の金沢医科大学一般前期入試の受験者は、
3,189人でした。受験者数から考えると
1次試験ボーダーライン付近は同点で20人
程度が並んでいると思います。
これらから、金沢医科大学の、一般入試前期
で合格通知を手にするには、1次試験最低点
より20点程度取る必要があると考えました。
もちろん2次試験の小論文に60点の配点が
あり面接もあるので2次試験を終えて順位は
当然動きます。そのことも分かった上で金沢
医科大学で、一般前期入試の2次試験まで
合格するには「290点くらいが目標」と私
の考えをお伝えしました。
大学公表の数値では、ありませんので絶対に
正しいとは言えません。ここは区別して考えて
下さい。しかし私は、それなりの自信を持って
お伝えしています。
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