一昨日、40代の医学部生がメルリックス
に顔を見せに来てくれました。メルリッ
クスで1年勉強して今年の一般入試で医学
部に合格した、私立大学文系学部出身の昨年
の生徒です。

「さすがに学年で最年長でしょ？」と聞いた
ところ「いや、自分より年上もいます。30代
は、ゴロゴロいます」との返答でした。医学部
再受験生には心強い話ですね。

彼は、いわゆる一流企業に勤めていたのですが、
自分の人生を見つめ直す中で、一念発起して
医学部を目指すことを決意しました。安定した
仕事を投げうって、医学部受験に専念しました
ので、相当な覚悟だったと思います。

社会人ですから、予備校については綿密に調べ、
医学部受験生として2年目の予備校にメルリッ
クスを選んでくれました。

鈴村TAがツイッターでも答えていますが、合格
する受験生の一つの特徴として「修正能力の高さ」
があります。彼は、まさに修正能力の高い生徒で
した。

一番の課題はやはり数学でしたが、数学の勉強方法
もその時その時で、自分が医学部で出題される数学
の問題を解くために、何をすることが最も必要かを
考え、数学の勉強のやり方を柔軟に変更していまし
た。

受験生は、これまでの自分のやり方を変えることに
抵抗感を持つことが多いようですが、上手く行かな
い時は、本当にそのやり方でいいのか自問自答する
ことも大切です。

彼は、他の受験生に比べ、年齢が高いことがありま
したので実際の受験校をどの医学部にするのか、鈴村
TAの力も借りて慎重に決めました。

また、面接では「なぜ今になって医学部？」「今
から医師を目指すことをどう思っているのか？」
などの医学部再受験生に対する独特の質問が予想
されましたので、そこはしっかり仕上げました。

医学部一般入試が始まり、国際医療福祉大学医学
部の1次試験に合格後、帝京大学医学部で正規
合格を勝ち取りました。帝京大学医学部の合格発
表と同じ日に聖マリアンナ医科大学の1次試験に
も合格していましたが、以後の受験は全て止めて
最初に合格通知をくれた、帝京大学医学部に進学
することを決めました。

文系からの医学部再受験生が医学部一般入試で合格
を勝ち取ることは、けっして簡単なことではありま
せん。

今年、メルリックスからは30代で、仕事と5歳の
子供の子育てと受験勉強をやり抜き、国公立医学部
と私立医学部2校に合格した女性の生徒もいます。

医学部再受験は、簡単な話ではありません。しかし、
見事に医学部に合格する再受験生もいます。医学部
の再受験をするのであれば、再受験生にふさわしい、
自分の状況に合った受験勉強を進めてください。

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