医学部入試

浪人生にとっても10月は重要な月(2018-10-10)

現役で医学部を目指す受験生の皆さんにとって、
10月は非常に重要な月だとお伝えいたしました。
10月が、医学部入試にとって非常に重要な月だ
ということは、浪人生にとっても同じです。

現役生は、これまで受験範囲で未習部分があった
かもしれません。授業で習ったことを受験で戦え
るレベルにまで上げることは、けっして簡単な
ことではありませんし、時間もかかります。

10月に入ると入試までの残された時間が「あと
3ヶ月」と具体的に意識され始めます。「3ヶ月
では、とても間に合わない」と考えて受験勉強
への集中力が下がる現役生がいます。

しかし、浪人生は4月の時点で未習部分は無く、
現役生のように10月に入り「今から受験レベル
に入るようでは、とても間に合わない」といった
ことは無いでしょう。では、なぜ浪人生にとって
10月は、医学部入試で合否を分ける重要な月なの
でしょうか?

大手と言われる予備校に通っている浪人の受験生
の方なら分かると思いますが、4月には一杯だった
教室の席が最近、空席が目立つようになっていると
思います。

「その授業の時間に自分の勉強をしたい」という
受験生もいると思いますが、医学部受験へのモチ
ベーションが下がってしまい出席しなくなった浪
人生もいるでしょう。10月に急にモチベーション
が下がる浪人生がいます。その結果、教室に空席
が目立つようになります。なぜ浪人生で、この
時期に気持ちが萎えてしまう人がいるのでしょう?

浪人生は、最後の3ヶ月でどの程度のことが出来る
かの経験をしています。現在の模試の成績から自分
なりに結果を予想したりもします。現役生は、最後
の3ヶ月の経験が無い分、「去年は、こうだったから
今年はこうなるだろう」といった余計なことを考え
なくて済みます。

しかし、浪人の医学部受験生の中には、自分で勝手に
「先が見えた」ということで、やる気を無くしてしま
う人もいるようです。

浪人生が忘れてはならないことは「去年とは、10月の
学力状況は違う」ということです。昨年と全く同じ状
況であれば、同じ道を通るかもしれません。しかし、
昨年と学力の状況は違うはずです。残り3ヶ月に臨む
立ち位置が違えば、ここからの道のりも変わってきま
す。

そんなに都合よく成績が伸びるわけではないかもしれ
ません。最後にグッと伸びるかもしれません。これは、
やってみなければ分かりません。10月になると「今年
も無理」と医学部の合格を諦めてしまう浪人生もいる
ようですが、3ヶ月あれば受験生は変わります。現役生
であっても浪人生、多浪生であっても、「ここから先は
未知」ということは同じです。昨年のこの時期からの
受験勉強に対する反省があるのなら、「同じ失敗はしな
い」という気持ちで受験勉強を進めることが出来れば
当然、昨年と結果も異なってくるでしょう。

10月は、不安も大きくなる時期です。ここで「まだ
やれることは、たくさんある」と考えて、しっかりと
前を向いてください。

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