東海大学医学部が今年から新たに実施する「希望
の星育成」と名付けられたAO入試の出願期間は
１２日（金）必着でしたので、出願は既に終えた
はずですね。

さて、東海大学医学部AO入試の１次試験は、出願
書類の審査、小論文、面接で合否が判定されます。
今年が初めての入試ですから、小論文といっても
どのような小論文が出題されるか分かりません。
とは言っても、小論文と言われれば文章やテーマ、
資料などを与えられて、自分の意見を書くのだろう
と想像は、出来ます。

これに対して、東海大学医学部AO入試の２次試験
では面接の他に「オブザベーション評価」という聞
きなれない試験が行われます。試験時間１７０分の
試験ですから３時間近くの試験になります。東海大
学医学部AO入試での合格を目指す受験生の皆さん
は「３時間も、何をやるのだろう」と不安に思うの
ではないでしょうか？

東海大学医学部AO入試の入試要項にオブザベーショ
ン評価について「当日発表される課題に対し、個人や
グループでの取り組み態度や思考、発信力などを拝見
します。皆さんの意欲や情熱を確認すると共に、『良医』
となるために必要と考える基本的な能力を評価します。」
とあります。

５月に、伊勢原市の東海大学医学部にお伺いした際に、
このオブザベーション評価についてお聞きしました。
もちろん、具体的に教えてくれてはいませんが、「こん
な感じ」ということは、分かったような気がしました。

ここからは私の予想ですが、獨協医科大学AO入試の
ワークショップに近いのではないかと思います。
東京女子医科大学推薦入試の小グループ討論を
もう少し複雑にしたもので、他の医学部の入試
では、見ることの少ない試験となるのではない
でしょうか？

個人でやる部分とグループでやる部分に分かれる
かもしれませんが、いずれにしても、グループで
長めの時間をかけて一つの課題を話し合っていく、
ということが課されそうです。

グループでの作業となると、「一人での練習」とい
うわけにはいきません。メルリックスでも、何人
かが集まれば東海大学医学部オブザベーション対
策を行おう、とは思っていますが、１次試験の結
果を待って判断する予定です。講座開設の際は、
改めてお伝えいたします。

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