医学部入試

東京医科大学の追加合格者と一般入試の募集人員確定(2018-12-08)

昨日、東京医科大学から、合否の再判定結果ならびに
平成31年度医学部医学科の募集人員について、といった
内容の発表がありました。

東京医科大学は今年と昨年の東京医科大学医学部入試で、
本来なら合格していたはずの追加合格候補者101名を対象
に入学意向調査を行いました。その結果、78名から返送
があり、そのうち49名が東京医科大学への入学を希望し、
募集定員に達するまでの順位に入った入学希望者を新たに
「合格」とした、と発表されました。

入試区分別の入学希望者49名の内訳は、一般入試39名、
センター試験利用入試3名、推薦入試7名で、このうち
44名を合格としています。センター試験利用入試、
推薦入試での入学希望者は全員合格とされましたが、
一般入試での入学希望者39名のうち今回合格とされ
たのは34名で5名は定員を理由に再度不合格とされま
した。この5名の心中を思うと掛ける言葉が見つかり
ません。今回の措置が正しい措置だったのか大いに
疑問に思います。

今回、新たに44名を合格としたことから、来年度の
東京医科大学医学部一般入試・センター試験利用入試
の募集人員から44名を差し引くことになります。
この結果、東京医科大学一般入試の募集人員は当初の
75名から34名に、センター試験利用入試募集人員は
当初の15名から12名に変更になります。一般入試の
追加合格者は34名でしたが、推薦入試の追加合格者7名
も一般入試の募集人員から充当したため、一般入試の
来年度募集人員は41名減となりました。

今回の東京医科大学の措置については思うところが様々
ありますが、今回は東京医科大学の発表内容をお伝え
することにとどめます。

一部報道によると、岩手医科大学医学部、金沢医科大学
医学部、福岡大学医学部でも不適切な入試があったとし
て今日にも記者会見を開くようです。これまで医学部を
目指して頑張ってきた方、現在医学部を目指して頑張っ
ている受験生の皆さんの心がまた大きく揺さぶられるの
かと思うと、何ともやり切れない思いです。