順天堂大学が12月28日に「本学医学部の平成
29年度及び平成30年度入学試験における追加
合格者に対する入学意向確認調査の結果並びに
平成31年度入学試験における募集人員につい
て」というタイトルの「重要なお知らせ」を
ホームページに掲載しました。
順天堂大学医学部は、全国81の医学部に対す
る文部科学省の緊急調査の結果、男女の合格率
に最も差があることが判明しました。順天堂大
学は、これを受け第3者委員会を設けましたが、
12月10日に第3者委員会からの第1次報告が
公表されました。
第3者委員会から順天堂大学医学部の2次試験
において、女子の合格基準を男子より一律に高
くしていたことを指摘されました。また、浪人
年数による不適切な扱いも指摘されました。
この第3者委員会からの第1次報告を受け、順
天堂大学医学部は、一般入試A方式、一般入試
B方式、センター・一般独自併用試験、センタ
ー試験利用入試の4種類の一般入試の2次試験
で不適切な取扱いがあったことを認め、平成29
年度入試で24名、平成30年度入試でも24名、
合計48名の受験生を追加合格とすることを表
明していました。
一般入試A方式の1次試験では、浪人年数に
よる不適切な扱いがあったことも認めましたが、
1次試験ということで受験料の返還にとどめま
した。
48名の追加合格者に対して、入学の意思確認を
行っていましたが、27日の期限までに順天堂大学
医学部に入学を希望した受験生は3名だったこと
が28日に公表されました。
48名のうち3名だけが入学を希望したのは、かなり
少ない気がします。既に他の大学の医学部生になっ
ている受験生が多く、順天堂大学より現在の在籍校
での勉強を選んだ、ということでしょうか。
3名の入学希望者がいましたが、文部科学省の「医
学部医学科の募集人員減への臨時措置について」に
したがって、来年の一般入試の募集人員は減員せず、
従来通り140名とすることも併せて発表されました。