医学部入試

昭和、金沢、岩手、日大も募集人員に変更なし(2018-12-31)

文部科学省から過去の入試での「不適切な扱い」
を指摘された、昭和大学医学部、金沢医科大学
医学部、岩手医科大学医学部、日本大学医学部
が、ホームページでそれぞれ来年の2029年度
一般入試(前期・Ⅰ期)での募集人員の変更は
行わないことを発表しました。

昭和大学医学部は「平成31年度医学部入学試
験における募集人員について」で、一般入試
選抜Ⅰ期、センター試験利用入試(地域別選抜)
の募集人員は、募集要項記載のとおり、とする
ことを発表しました。ただし、合格者を追加
する場合は選抜Ⅱ期で対応する、ことも併せて
発表されました。

金沢医科大学は「平成31年度医学部一般入試
(前期)の募集人員は減員せず65名とします」
とだけ発表しました。後期入試については、触
れられていません。

岩手医科大学は「平成31年度医学部一般入学
試験の募集人員について」で、入試要項に掲載
の「一般入学試験募集人員90名」について変
更はないものとします、としています。

日本大学は、「日本大学医学部入学試験における
対応方針について」で、平成28年度~30年度の
入試で不利益を被った受験生12名のうち、入学
希望者は、平成31年4月入学者として受け入れ
る、としています。一方で、追加合格があったと
しても「一般入試A方式の募集人員は92名を維
持」することも公表しました。

一般入試N方式には触れられていませんが、N方
式で不利益を被った受験生はいませんので、募集
人員の変更はありません。

これで、文部科学省から過去の医学部入試での
「不適切な扱い」を指摘された私立大学医学部
の来年の一般入試(前期・Ⅰ期)の募集人員は
全て確定しました。北里大学医学部は、やや
微妙なところもありますが、推薦入試の合格者
を絞りましたので、変更なしと考えていいで
しょう。

なお、推薦入試(地域特別枠)での不適切な扱
いを指摘された神戸大学医学部は、来年の平成
31年度の推薦入試(地域特別枠)の募集人員が
減員される可能性があることを表明しています。