私立医学部各大学の志望動向をお伝えして
来ましたが、本日は九州の私立医学部2校
についてです。
これまでは昨年10月に実施された河合塾の
第3回全統記述模試のデータからの志望動
向をお伝えしてきましたが今回は、昨年の
11月に実施された第3回全統マーク模試の
データを基にお伝えいたします。
第3回全統マーク模試で久留米大学医学部
の合格可能性判定を求めた久留米大学の志
望者は616名でした。前年の612名を4名
上回り、前年比では100.7%となりました。
横ばいと言っていいでしょう。
実際に久留米大学医学部に出願する志願者も
前年並みと考えて良さそうです。
ただし、気を付けなければならないのは、久
留米大学医学部では今年の一般入試から募集
人員約5名で後期入試を始めることです。後
期入試を始めますので前期では、その分の定
員が減ります。久留米大学医学部一般入試前
期の募集人員は前年の約90名から約85名に
減ります。(福岡県特別枠5名を含む)
これに伴って前期の、正規と繰り上げを合わ
せた総合格者数は減少する可能性があります。
久留米大学医学部を受験する皆さんは、この
ことも頭に入れておいてください。
入試難易度は数字に表れるほどの変化は無い
と思いますが、感覚的には難化したと感じる
かもしれません。
福岡大学医学部ですが、第3回全統マーク模
試での志望者は前年より90名多い894名で
した。前年比は111.2%と大きく伸びています。
ただ、実際に福岡大学医学部に出願する受験生
も1割以上増加するかと言えば、私はそこまで
は増えないと考えています。昨年、1次試験日
の重複は東海大学医学部だけでしたが、今年は
東海大学医学部の他に東京医科大学の1次試験
とも日程が重なりました。
東京医科大学との重複の影響は、それほど大き
なものとは思いませんが、それでも多少なりと
も影響はあるように思います。
福岡大学医学部の入試難易度ですが、こちらは
変化無しと考えて良さそうです。