医学部入試

近畿大学医学部の志願者、2割の大幅減(2019-01-17)

近畿大学医学部一般入試(前期)の出願
締め切りは1月10日消印有効でした。
募集人員65名に対して出願者は1,327名
(1月17日現在)です。これで近畿大学
医学部前期の志願者数は確定と考えていい
でしょう。

前年の近畿大学医学部一般入試(前期)の
志願者は1,645名でしたので318名、19.3%
の大幅な減少です。

近畿大学医学部一般入試(前期)の志願者
については、昨年12月27日のブログ「近
畿大学医学部の志望動向」で「減少するの
ではないか」とお伝えしました。

第3回全統記述模試で近畿大学医学部の合
格可能性判定を求めた医学部受験生は、前
年の同じ模試と比べ19.9%の減少でした。
このことを基に「近畿大学医学部の志願者
は減るだろう」としました。

ただ、実際の志願者が、2割も減少すると
は思っていませんでした。

近畿大学医学部の志願者減の要因として、
12月27日のブログで、「関西医科大学と
日程が続くこと、近畿大学医学部1次試験
と同じ日に川崎医科大学1次試験があるこ
と、さらに北里大学医学部の1次試験も重
なったこと、翌日には金沢医科大学の1次
試験があること、を挙げました。

近畿大学医学部の志願者が大幅に減少した
理由を一言で言えば「医学部受験生の安全
志向」と言えるのではないかと思います。

前日に関西医科大学の1次試験があること
から2日続きの難関校は避けたい気持ちが
あったのではないかと思います。手強い近
畿大学医学部ではなく多少、チャンスが大
きいと思われる川崎医科大学、金沢医科大
学へ出願した受験生が多かったのではない
かと考えています。

これには、センター試験に代わる新テスト
も影響しているかもしれません。新テスト
への不安から「早く決めてしまいたい」と
考える医学部受験生が増えているのかも
しれません。