今日の読売新聞朝刊が社会面トップで
「東京医大 出願が激減」という見出
しの記事を掲載しています。「東京医科
大学(東京)の医学科一般入試の志願
者数が、昨年の3分の1程度に落ち込
む可能性のあることが同大関係者の話
でわかった」としています。
「同大関係者によると、大学入試セン
ター試験利用を除く一般入試の志願者
数は15日現在で700人以下となって
おり」とも書かれています。
昨年の、東京医科大学一般入試の志願
者は、募集人員75人に対し2,935人、
募集人員15人のセンター試験利用入
試の志願者は922人でした。
昨年2.935人の一般入試の志願者が、
15日現在の途中経過と言えど700人以
下であれば、昨年の4分の1になりま
す。東京医科大学の出願締め切りは、
1月22日必着ですので、1週間でどう
変化するのか、注意して見て行きます。
東京医科大学は昨年、約3.000人の志
願者を集めましたが「今年は1.000人
程度減少するのではないか」と私は思
っていました。私の予想を大きく超え
る志願者減になりそうです。
東京医科大学の一般入試志願者減の要因
として「不正入試」が思い浮かぶと思い
ます。もちろん、それもあると思います
がそれ以上に追加合格の影響で、募集人員
そのものを大幅に減らしたことが大きく影
響していると思います。
東京医科大学一般入試の志願者は75名の予
定でしたが半分以下の34名になりました。
優秀な受験生が殺到する医学部入試で募集人
員が34名であれば、よほど自信がないと出
願し難いのではないでしょうか?仮に志願者
700人であったとしても募集人員が34名で
あれば、志願倍率は20.6倍になります。
志願者が大きく減少した場合、東京医科大
学の入試難易度も下がるのでしょうか?
多少は下がる可能性もあると思いますが、
それでも難関であることに変わりはない
と思います。既に、東京医科大学に出願し
た医学部受験生は、募集人員34名であっ
ても東京医科大学に合格する自信のある
成績上位が多いと思います。
最終的に東京医科大学一般入試の繰り上げ
合格を含めた総合格者が何人になるのかは
わかりません。医学科の募集人員減に対す
る臨時的措置の摘要で募集人員そのものが
増えるかもしれません。確定していないと
ころもありますが、東京医科大学一般入試
の難易度は、多少下がったとしても、大き
く下がることは無いのではないかと考えて
います。