今年度の私立医学部一般入試が始まって
明日は、6日目になります。そして、今
年度の私立医学部入試で、試験日が最も
重なる1日になります。

埼玉医科大学（前期）、北里大学医学部、
近畿大学医学部（前期）、川崎医科大学の
四つの私立医学部入試の1次試験が明日、
重なりました。

大きく分けると東日本の二つの医学部、
西日本の二つの医学部に分かれます。岡
山県は関西には含まれないようですが、
岡山県を関西に含めると、関東の2医学
部、関西の2医学部に分かれます。

それぞれの大学への志願者も、東日本の
医学部受験生と西日本の医学部受験生に
おおよそ分かれていると思われます。

この四つの医学部のうち、北里大学医学
部と近畿大学医学部は、志願者数を公表
しています。

北里大学医学部は募集人員84名に対し、
1.902名が出願しています。最終の志願
者数とは書かれていませんが、出願締め
切り後の数字ですから、ほぼ最終と考え
ていいと思います。

北里大学医学部の昨年の志願者数と比べ
ると、742名、28.1％の大幅な減少です。
これは、昨年の北里大学医学部1次試験
は、大阪医科大学1校との重複だったの
が、今年は同じ関東の埼玉医科大学を含
め、3校の1次試験と重なったことが大
きく影響していると考えられます。

近畿大学医学部の志願者も昨年に比べ、
318名減の1.327名でした。12月27日
のブログで「近畿大学医学部の志望動向」
について書きましたが、「やはり」と言う
感じです。志願者減の理由などは、そち
らを御覧ください。

西日本の医学部受験生は、近畿大学医学
部と川崎医科大学のどちらに出願するか
悩んだのではないでしょうか？川崎医科
大学は、試験会場が倉敷市の大学キャン
パスにしかありません。また、私立医学
部31大学の中で6年間の授業料が最も
高い大学です。このこともあって、入試
難易度は近畿大学医学部の方が高くなっ
ています。

近畿大学医学部の志願者は、減っていま
すが、近畿大学医学部に合格する自信の
ある医学部受験生は、近畿大学医学部に
比べ合格の可能性が高いと思われる川崎
医科大学ではなく近畿大学医学部に出願
したと思いますので、志願者は減っても
難易度は変わらないでしょう。

近畿大学医学部の数学は、誘導問題が多
く出題される傾向にあります。誘導の意
図をつかみ、上手く誘導に乗れればスム
ーズに解けるはずです。

近畿大学医学部の英語は「解きにくい」
と生徒が、よく言います。一つには普通
は出てこないような単語が注釈無しで平
気で出てくるところにあります。少し難
しめの単語を見直しておくのもいいでし
ょう。

近畿大学医学部は1次試験に合格すると
2次試験も合格する可能性の高い大学です。
1次試験に合格したら、2次試験対策を手
抜かりなく行ってください。

もちろん、メルリックス学院でも、きっち
り近畿大学医学部2次試験対策を行って
いただけます。