医学部入試

明日の国公立医学部入試の注意点(2019-02-24)

明日は、国公立医学部一般入試前期の個別学力
試験(2次試験)です。センター試験の得点に
加えて、明日の大学ごとの試験で医学部の合否
が決まります。センター試験の自己採点から、
医学部合格の可能性も考えてそれぞれの受験生
が、国公立医学部の出願校を決めたと思います。

国公立医学部は、まずセンター試験で実力どお
りの得点を得て、さらに各大学での2次試験で
も実力を出し切る必要があります。国公立医学
部一般入試は、1年に前期と後期の2回しか受
験チャンスがありませんし、後期入試を実施し
ない医学部も多いので、そのプレッシャーは大
変なものだと思います。

しかし、条件は国公立医学部受験生共通です。
自分だけがプレッシャーにさらされていると思
わないでください。「自分も緊張しているけど、
それは皆同じ」と考えるようにしてください。
「自分だけが」と思い「これじゃダメだ」と考
えてしまうと、余計に自分で自分にプレッシャ
ーをかけ、出せる力も出せません。

これまで私立医学部を受験してきた医学部受験
生の皆さんは、私立医学部受験と国公立医学部
受験は違う、ことをしっかり意識して試験に臨
んでください。

大阪校では既に、福井大学医学部医学科と奈良
県立医科大学医学部医学科の推薦入試に合格し
た二人の生徒がいます。生徒本人の努力に加え、
生徒に合わせた受験校選定も医学部合格の大き
な要素だと思います。

明日の国公立医学部の2次試験ですが例えば、
福井大学医学部医学科の一般入試前期の英語
と数学の試験時間は、どちらも110分です。
これに対して、近畿大学医学部一般入試の英
語と数学の試験時間は前期も後期も60分です。
福井大学医学部の英語と数学のほぼ半分の試験
時間です。

私立医学部の試験時間の感覚と国公立医学部の
試験時間の感覚は、同じ感覚ではないことをき
ちんと意識して明日の国公立医学部前期入試に
臨んでください。時間配分をよく考えることが
大切です。

また、明日の試験で何点とればいいのかも考え
てください。センター試験の得点に何点の上積
みをすればいいのかを考え、各科目での目標得
点を考えてください。合計で合格点に達するた
めに「明日のこの科目は何点」と目標ができれ
ば、試験時間を有効に使うことが出来ます。
また万一、一つの科目が上手く行かなくても残
り科目で挽回することを考えてください。

1年かけて積み上げてきた実力を出し切ること
に、明日は集中してください。