今日は、国公立大学前期入試の2次試験日
です。国公立大学志望者が、1年かけて積
み重ねてきた受験勉強の成果を出す日です。
東京では今朝、JR中央線、総武線が停電
の影響で運転を見合わせました。
この影響で東京医科歯科大学、千葉大学、
一橋大学などが試験開始時間を1時間遅ら
せました。東京大学と首都大学東京は、試
験開始に間に合わない受験生を別室で受験
させています。3校の私立大学でも試験時間
を遅らせています。電車が止まったことで、
受験生が精神的に動揺していなければいいの
ですが。
国公立大学前期入試の2次試験(個別試験)
は、今日1日で終わるのが基本ですが、多く
の医学部は明日、面接などが行われます。
他学部の入試と混同しないようにしてくださ
い。
さて今年度、2019年度の国公立大学医学部
前期入試の志願者は、16,088人でした。昨
年の国公立医学部前期入試の志願者に比べ、
976人の減少です。国公立医学部前期入試の
志願者は2014年度の19,919人をピークに
5年連続の志願者減となりました。国公立医
学部前期入試の志願者は、5年で3,831人減
少しました。
大学別で見ると、前期入試で最も多くの志願
者を集めたのは、弘前大学医学部の638人で
志願倍率は9.8倍です。次が591人の広島大
学医学部で、志願倍率は6.6倍です。逆に前
期入試で最も志願者が少なかったのは、名古
屋市立大学医学部の186人で、志願倍率は
2.7倍でした。次いで、山口大学医学部の
192人で、志願倍率は3.2倍でした。
ただ、大学ごとに前期入試の募集人員は異な
りますので、前期入試で志願倍率が最も低か
ったのは、大阪大学医学部の2.4倍でした。
3月上旬の国公立医学部の合格発表があると、
私立医学部の辞退者が出て、私立医学部の繰
り上げ合格が動きます。