昨日は東京大手町で、医学部合格に向けての
予備校の合同相談会がありました。そこで、
医学部を目指す様々な受験生やご家族のご相
談に乗らせていただきました。

これから受験期を迎える方もいらっしゃれば、
いわゆる多浪生で今年の医学部受験でも結果
が出ていない方もいらっしゃいました。お話
しさせていただくと、多浪の方は受験生本人
もご家族も「このまま続けていいものか」
「医学部合格のために頑張っているのに何が
足りないのか」「この先、どうしたものか」
と思い悩んでいることがよく分かります。

多浪生にも、いくつかのパターンがあります
が、今日は「いいところまで行っているのに
結果が出ない」医学部受験生についてです。

去年も、おととしも私立医学部入試で1次試
験は合格した。しかし、最終的に医学部に合
格出来なかった、といった受験生です。

こういった医学部受験生に多く見られるのが、
「去年、1次通ったから今年は大丈夫だろう」
という気持ちです。楽観的過ぎるこの気持ち
が、医学部合格の邪魔をしています。「1次
通ったんだから普通にやれば大丈夫だろう」
と考えてしまうようです。

先日、医学部受験を長く続けていた医学部再
受験生が合格の報告に来てくれました。年齢
を考えても1年でも早く医学部に進学しない
といけないと思うのですが、1次合格は出来る
のですが、2次試験は合格出来ない年が何年か
続いていました。

昨年の今頃「このままだと毎年、この繰り返
し」「これまでと何か変えないと結果も変わ
らない」「年齢的にも今年が最後のチャンス
だと思ってこれまで以上の集中を」といっ
た話をしました。

いくつかの予備校でも話を聞いたようですが
「このままじゃ医学部合格は無理！」とはっ
きり言ったのは私だけだったようです。予備
校としては、入学者確保のために厳しいこと
は言いづらいのだと思いますが、どこの予備
校で勉強するのは別として、せっかく来てい
ただいたのなら、少しでも本人の役に立つ話
をしようと心掛けています。

私の「今年がラストチャンスだけど、このま
まじゃ無理。」という言葉が胸に響いたようで
「今年は、必死でやれた」とのことでした。

多浪生で医学部に合格する生徒を見ていると
合格する年は、きっちりやっています。これ
まで「こんなの簡単すぎる」と言っていたよ
うな問題も丁寧にやり直すことが出来ていま
す。

なんとなく「大丈夫」で終わらせていた勉強
も手を抜かないようになっています。もう
一度言います。「多浪で医学部に合格する生
徒は、医学部に合格する年はきっちりやって
いる」です。「何かを変えないと結果は変わ
らない」このことをよく考えて次の1年に立
ち向かってください。

今年もメルリックスから５浪を超えていた
生徒3人が医学部合格を決めてくれました。

大阪校の生徒の頑張りは他の生徒にも伝わっ
たようで、同じクラスの30代の女性再受験
生も届きそうで届かなかった医学部合格に、
ついに手が届きました。

長い浪人生活を続けていた別の生徒は医学部
合格が分かった時に「やっと無限ループから
抜け出られます」と言っていました。

多浪と言われる医学部受験生の皆さんが、次
の１年を考えるのなら、これまでより少しで
も集中することを考えてください。