受験生の皆さんの多くは、第一志望校を
持っていると思います。医学部受験生の
中には「医学部ならどこでも」が本音の
受験生も少なくないかもしれませんが、
はっきりと「あの大学の医学部に行きた
い」と強い気持ちで頑張る受験生も多い
でしょう。

医学部の入学式を終えて、医学部生にな
った方の中で第一志望の医学部とは違う
医学部に進学した方も多いのではないで
しょうか？

「第一志望のあの大学に向かって、あんな
に努力してきたのに第一志望ではない医学
部に進学した」とスッキリしない気持ちの
医学部新入生もいるかもしれません。
ひょっとしたら第一志望とは違う医学部に
進学した医学部生の中には「ここに合格す
るために頑張ったんじゃない」という気持
ちから抜け出せない医学部新入生がいるか
もしれません。メルリックスの公式ツイッ
ターでも、そういった投稿を見かけました。

医学部受験生の皆さんも第一志望校がはっ
きりあるなら「なぜ、その大学が第一志望
なのか」を一度、確認してください。

「家から近いから」「学費が安いから」
「在校生や卒業生を知っているから」「自
分が目指す救急に強いと聞いたから」「国
家試験合格率がいいから」それぞれ、その
医学部を第一志望とする理由があると思い
ます。

いろいろな医学部受験生と話していて多く
聞く、その大学を第一志望とする理由とし
て「いい大学だから」と言うのがあります。
「なぜ、いい大学なのか」をはっきり言え
るのならいいのですが曖昧な受験生も多い
ように思います。

「偏差値の高い大学＝いい大学」となって
いる受験生も少なくないように感じます。
入試難易度を示す「偏差値」は大学がその
気になればいくらでも操作出来ます。この
あたりについて大学から相談を受け、実際
に「偏差値」が上がっている大学もありま
す。

受験生として「偏差値」が高い大学を目標
にすることを否定するつもりはありません。
「受験生なら当然」と言ってもいいと思い
ます。ただ、「偏差値」だけが判断基準では
ないことも知っておいてください。

メルリックスの元生徒で東京医科大学から
「不適切な扱いが無かったら合格していた」
として追加合格の連絡を受けた元生徒が何
人かいます。他の医学部に進学していた元
生徒達は誰もが東京医科大学への入学を
選びませんでした。東京医科大学より「偏
差値」が高くない今の在籍校を選んでいま
す。進学した医学部が気に入り、愛着がわ
いた結果です。

医学部を目指す人の本当の目的は「医師に
なって世の中に貢献する」ことだと思いま
す。モヤモヤした気持ちを持ったままの医
学部新入生の皆さんは、自分の本当の目的、
目標を思い出してください。