医学部受験生の皆さんは、医学部に合格する
ために日々受験勉強をしているはずです。言
葉を変えれば、志望する医学部の入試で合格
点を取るために勉強を続けていると思います。
医学部受験生が、医学部入試で合格点を取れ
るようになる過程で、自分の現状を知るため
には模擬試験が一つのツールとなります。模
擬試験を受けた時点での自分の学力状況を、
得点や偏差値という形で知ることが出来ます。
合格可能性判定も出ます。受験生なら誰もが
模試の点数や偏差値は気になるでしょう。
5月になれば、すぐに模擬試験が始まります。
メルリックス学院では全国模試を、基本的に
毎月受けてもらいますが、第1回は5月5日
(日)の全統マーク模試を予定しています。
マーク模試ですから自己採点は、誰でも問題
なく出来ます。
ちなみに実際の医学部入試は、全国の医学部
受験生と競うわけですから、メルリックスで
は校内模試ではなく、全国模試を受験するこ
とにしています。
さて、マーク模試を終えて自己採点をしたり、
模試の成績表を見る時に気を付けなければな
らないことがあります。
得点を見るのはいいのですが、単純に「あと
何点欲しいな」「数学は全然ダメだった」で終
わらないようにしてください。得点の中身を
考えることが大切です。
例えば、数学が200点満点の模試で自分の得点
が100点だった時「半分しか取れてない。数学
頑張らなきゃ」と考えるのはいいのですが、そ
こで終わってはいけません。
もう少し、細かく見ましょう。小問集合の他に
大問として「確率」「三角関数」「積分」が出題
されたとして、「小問集合」と「確率」はまずま
ずだった。しかし、「三角関数」と「積分」が点
になってないとなると「この分野を頑張らない
といけない」と考えてしまうかもしれません。
その模試で「三角関数」で点を取れなかった理
由を考えてみたら「そもそも基本事項があいま
いだった」となれば、基本から固める必要があ
ります。最後に手をつけた「積分」の問題で点
を取れなかった理由が「計算ミス」かもしれま
せんし、最後に手を付けたため時間が全く無か
ったからかもしれません。時間があれば解けた
のであれば、積分の勉強も必要ですが数学全体
として「もう少し早く解くために必要なこと」
を考える必要があります。「計算ミス」なら
「正確に解くために必要なこと」を考える必要
があります。
なぜ、そこで点が取れなかったのかをきちんと
考えないと、ピント外れの勉強をしてしまう可
能性があります。「なぜ、その問題で点が取れ
なかったのか」をしっかり考えて次に生かして
ください。