医学部入試

医学部推薦入試の準備(2019-05-14)

医学部入試は、大学入試の中で突出して難しい
入試です。そうであれば、受験チャンスは多い
方がいいでしょう。

医学部入試には、一般入試だけでなく推薦入試
もAO入試も編入学試験もあります。医学部一
般入試の前に、こういった入試を受験するのも
いいと思います。

ただ先日もお伝えしたように、推薦入試やAO
入試、編入学試験を受けるとなると、その準備
に時間を取られ、どうしても一般入試の準備は
遅れてしまいがちです。

推薦入試などの準備と言っても、国公立医学部
の推薦入試でセンター試験が必須の試験など、
その準備が一般入試に繋がるものと、一般入試
とはかなり異なる試験を行い、一般入試には繋
がらないものとがあります。

例えば、東京女子医科大学の公募推薦入試のよ
うに、一般入試とは異なる内容の試験を行う推
薦入試は、高校から推薦をもらえることが決ま
ってから推薦入試の準備に入るべきだと思いま
す。それで十分に間に合います。9月スタート
の、メルリックスの東京女子医科大学推薦入試
対策講座から、昨年も14名が合格しています。

高校から推薦をもらえるものと思っていても、
直前で思わぬ人が手を挙げることもあります。
そうなれば、せっかく早くからしてきた準備が
全く無駄になってしまいます。

一方で、帝京大学医学部や近畿大学医学部の推
薦入試のように一般入試の試験内容とそれほど
変わらない試験内容の医学部推薦入試であれば、
仮に受験しないことになってもダメージは、ほ
とんど無いと言っていいでしょう。

ですから、一般入試と重なるような試験を行う
医学部推薦入試の準備は、早めのスタートを考
えてもいいと思います。

「一般入試と重なる試験内容」といっても全く
同じというわけではありません。出題範囲から
数学Ⅲが除かれていたり、理科は1科目でよか
ったりします。また、一般的に推薦入試の問題
は、一般入試の問題に比べて易しくなる傾向が
あります。

医学部推薦入試の準備を早めに始めるのであれば、
まずは自分が受験する医学部の推薦入試の対策と
して、何をどこまでやればいいのかをしっかり見
極めてから準備を進めてください。志望する医学
部の推薦入試での合格に必要のないレベルや範囲
をやっている時間はありません。

医学部の推薦入試では過去問を公表していない大
学が多くあります。高校で分かればいいのですが、
分からなければ、医学部推薦入試に詳しい予備校
に相談したり、個別指導を受講するのもいいと思
います。