医学部入試

帝京大学医学部一般入試、得点調整有り(2019-05-31)

昨日は、医学部のある板橋キャンパスで
帝京大学の教員向け説明会があり、鈴村
学院長と参加しました。

この教員向け説明会は、帝京大学全学部の
説明会ですので、毎年多くの高校教員が参
加します。予備校も参加するのですが、今
年は、医学系予備校はメルリックス学院の
他に1校の参加だったようです。私は貴重
な機会だと考えていますので、予備校の参
加が少ないことに意外な感じがしました。

説明会では、帝京大学から入試などに関す
る説明があった後、個別に質問が出来ます。
個別の質問は、事前に質問票に質問事項を
書いて提出をします。帝京大学本部の入試
担当者が提出された質問票を見て、答えら
れそうな質問票を提出した高校や予備校に
声をかけます。

質問票には、医学部入試に関する、かなり
細かい質問を書いたので、「本部の入試担当
では答えられる人はいないかもしれない」
と思いながら待っていました。案の定、帝
京大学から呼ばれたのは、一番最後になり
ました。急遽、医学部の入試事務が呼ばれ
たようです。

さて、医学部受験生が気になっていることを
改めて聞いてみました。まず「得点調整」で
す。帝京大学医学部一般入試は3科目入試で
すから、科目間の平均点に差が出た際に得点
調整を行うのかについて医学部受験生は、気
になるでしょう。帝京大学の答えは「平均点
に大きな差が出ないように作問しているが、
万一大きな差が出た場合、得点調整をします」
です。これは聞いていました。ただ、帝京大学
医学部の入試から発表までは中1日しかないた
め、「得点調整をしている時間はないのでは?」
と考えていました。そこで今年は「これまでに
得点調整を行った年は、ありましたか?」とい
う質問も加えました。帝京大学医学部の方は、
きっぱり「ありました」と答えました。短い時
間の中で公平な入試を行おうと努力しているこ
とが確認出来ました。

帝京大学医学部は、あまり細かい入試データを
公表していません。しかし、個別にお聞きする
と、データを見せてくれます。

例えば、男女別や現浪別の医学部入試データは
公表されていませんが、データは作成されてい
ますので、こういった機会には知ることが出来
ます。細かい数字はお伝えできませんが、入試
データから、男女や年齢については気にするこ
となく受験していいと言えます。

医学部受験生の皆さんは、繰り上げ合格者の人
数も気になるところでしょう。この数字も帝京
大学医学部は公表していません。ただ、一般入
試の総合格者数は198名でした。正規合格者
の人数が分かりませんので、198名のうち何
名が正規合格者で何名が繰り上げ合格者かは、
分かっていませんが、募集定員の2倍ほどの合
格は出ることが分かります。

なお、帝京大学医学部は補欠者の発表を行って
いませんが、今のところ補欠者を発表する予定
は無い、とのことでした。

なお、「鈴村が来る」と知った帝京大学医学部
の学生の方が、「ツイッターでお世話になった
ので、お礼が言いたい」とわざわざ覗いてくだ
さったようで、ありがとうございます。