東京は、スッキリしない日が続いていて、
7月の東京の日照時間は記録的に少ないよ
うです。受験生の皆さんは、そんなことと
関係なく頑張っていると思いますが、忘れ
てはならないことがあります。
現役の医学部受験生、歯学部受験生の皆さ
んは、部活も一段落して「さあ、受験勉強
だ!」と考えているところかもしれません。
「やるぞ」と思うのはいいのですが、一方
で、高校の授業の勉強をしなければならな
い中で、2年生までに既に終えた分野の勉
強もしなければなりません。やらなければ
ならないことが多すぎて、どこから手を付
けたらいいのか呆然としているかもしれま
せん。
浪人生も同じで、医学部合格、歯学部合格
のためにやるべきことは多く、やってもや
っても終わらないと感じているかもしれま
せん。
ここで考えなければならないことは、「やる
べきことは多いが、その中で今、一番最初
にやらなければならないことは何か?」を
考えることです。「やらなければ」と思って
いること「やりたい」と思っていることを
整理して、自分の中で優先順位を考えてく
ださい。
医学部受験、歯学部受験では苦手科目を無
くすことが大切です。得意科目を伸ばすと
いっても得意科目の伸びの余地はそれほど
大きくないことが考えられますし、現状か
ら更に伸ばすのは、簡単ではありません。
やはり苦手科目を少しでも克服することの
方が医学部受験生、歯学部受験生にとって
重要です。
数学に苦手意識を持っている場合、公式が
きちんと入っていないことも考えられます。
その場合は問題演習の前に、公式の抜けを
無くすことが優先されます。数学Ⅰだろう
と数学Ⅱだろうと、どの分野も復習する際
、やり直す際にはまず、公式の確認からで
す。入試問題をバリバリ解きたいでしょう
が、その前にやることがあります。
最終的には医学部入試、歯学部入試で出題
される問題で合格点を取ることが目標にな
りますが、入試レベルの問題を解く前にや
るべきことは無いかを考えてください。
今は、どの科目を優先するのかも考えてく
ださい。
物事には順番があります。順番を間違える
と、せっかくの努力も空回りしてしまう恐
れがあります。ここで一度、やるべきこと
の優先順位を考えてください。