2020年1月スタートの私立医学部一般入試
では、1次試験日の重複が多く、医学部受
験生は、どの医学部に出願するのか悩みそ
うです。
1月18日(土)、19日(日)のセンター試
験に続き、1月21(火)は国際医療福祉大
学医学部と愛知医科大学の1次試験が行わ
れ、2020年度の私立医学部一般入試が
始まります。この日に受験しようと思えば、
いきなりどちらかの医学部を選ぶ必要があ
ります。この2校の1次試験日が重なるの
は、昨年も同様でしたので両校の志願者数
は昨年をイメージして考えればいいでしょ
う。
国際医療福祉大学医学部と愛知医科大学医
学部のどちらの医学部を受験するのか、考
え方はいろいろありますが、一つには配点
を考えてもいいと思います。
国際医療福祉大学医学部も愛知医科大学
医学部も数学150点、理科2科目200点
は、同じです。違うのは英語で、国際医療
福祉大学医学部の英語は200点ですが、愛
知医科大学医学部の英語は150点と50点
の差があります。愛知医科大学は英語と数
学の配点は同じですが、国際医療福祉大学
医学部では英語の配点は、数学より50点
多くなります。
試験時間はどちらも80分です。少し単純
ですが、英語に自信があれば国際医療福祉
大学医学部、そうでなければ愛知医科大学
医学部という考え方もあるでしょう。
愛知医科大学の方と最近、お話しさせてい
ただいた時にも「英語に自信のある受験生
は国際医療さんかな?」と話していました。
藤田医科大学が1次試験日を前倒しした
結果、1月23日(木)は東京女子医科大
学と藤田医科大学の1次試験日となりまし
た。東京女子医科大学は前年、他校との1
次試験日の重複はありませんでしたが、来
年は重なりが出ました。医学部受験生がど
う動くのか、慎重に見極めていく必要があ
ります。
1次試験が数校重なった日は、他にもいく
つかありますが、その中でも注目は2月1
日です。この日は東京医科大学、日本大学
医学部(N方式)、久留米大学医学部の3つ
の旧設医学部の1次試験日が重なりました。
多くの九州の医学部受験生は、久留米大学
医学部に出願すると思われますが、九州以
外の受験生は、この日の受験校を悩むこと
になると思います。
この3校の2次試験日は、それぞれ1日し
かありませんので、2次試験日を選択する
ことは出来ません。2次試験日は、3校そ
れぞれ別の日ですので、受験校は2次試験
日を見て考えてもよさそうです。
この、3校の旧設医学部の1次試験日が重
なった2月1日(土)の翌日、2日(日)
は日本医科大学、東海大学医学部、福岡大
学医学部の3校の1次試験日になりました。
そして翌3日(月)は、杏林大学医学部、
4日(火)は順天堂大学医学部、5日
(水)は、東京慈恵会医科大学と1次試験
が続きます。
学力に自信のある受験生は、1日の旧設3
校、2日の日本医科大学、3日の杏林大学
医学部、4日の順天堂大学医学部、5日の
東京慈恵会医科大学のうち、どの医学部を
受験するのか難しい選択になると思います。
今回は、主に1次試験が重なる日を中心に
見て来ましたが、まだまだ来年の私立医学
部一般入試の日程では、お伝えしたいこと
が数々あります。機会を見て改めてお伝え
させていただきます。