医学部入試

女子医の人気が高まる理由(2019-08-05)

昨日は、東京女子医科大学医学部推薦入試
の説明会を行いましたが、参加された方達
の本気度がこちらにも伝わってきました。

今年から変更が多くある東京女子医科大学
医学部推薦入試の説明に入る前に、東京女
子医科大学について触れたのですが、この
時点で皆さんが一斉にメモを取り出しまし
た。

推薦入試の話に入る前の、軽い「振り」の
つもりで話したのですが、参加者の皆さん
の「本気度」が伝わってきました。

私が東京女子医科大学についてお話しした
のは、「女子医は来年、創立120周年を迎
える。女性医師の養成を120年間続けて来
た伝統は、他の大学を圧する。」「全国、そ
して大学にも女子医を卒業したお手本とな
る女性医師がたくさんいる。」「女性医療人
キャリア形成センターなど、女性医師が医
師として活躍を続けられるよう大学のバッ
クアップ体制も整っている」といったこと
をお話ししました。

ただこれらのことは、皆さんご存知のこと
かと思いますが、それでも改めてメモを取
っていらっしゃいました。

この他にも、私がこれまで女子医大の方や
在校生などから聞いてきた「テュートリア
ルは入学してすぐに始まり、テュートリア
ルにかける時間は、他大学に比べ圧倒的に
多い」など「女子医、すごいな」と思わさ
れることも加えてお話しさせていただきま
した。

東京女子医科大学医学部推薦入試の説明で
は、公表されていることは、サッと触れる
程度で、公表されていないことを中心にお
話しするよう心掛けました。

例えば「推薦入試からの入学者に女子医
大が期待していること」「適性試験の試験
時間を短くし、言語系の問題を減らす、
女子医の意図」「評価の対象になっていな
い志望理由書、自己評価書はどう使われる
のか。使われ方を分かった上で、どう書い
たらいいのか」などです。

こういったことは先日、東京女子医科大学
の本部にお伺いして入試の責任者からお聞
きしたことを含め、これまで様々な機会を
通じて集めた情報の蓄積によります。この
説明会の前日には、昨年の推薦入試で合格
した、現在の東京女子医科大学医学部の1
年生から電話があり「教授から、こういう
話を聞きました」と後輩達のための情報提
供もありました。

説明会の後には、個別相談をお受けさせて
いただきましたが、その際に感じたことが
あります。

東京女子医科大学医学部を志望する理由は
様々ですが、「こういうこともあるんだ」
と感じたことがあります。

昨日は首都圏に限らず、地方からも親御さ
んと一緒に参加してくださった方も多かっ
たのですが、親御さんも「女子医に行かせ
たい」とおっしゃっていました。受験生だ
けでなく親世代にも女子医は、支持されて
いると感じました。

昭和大学は、医学部受験生に大変人気のあ
る大学ですが、全国各地で広告を展開され
ています。理由をお聞きしたところ「昭和
大学の認知度はまだ高くない。特に地方で
は、昭和大学を知らない人がいる」との答
えでした。

この話を思い出して「東京女子医科大学は
全国区なんだ」「親世代にも浸透している
んだ」と感じました。

地方から参加された方の中に「父親は医師
なのだが、私立医学部を志望することに賛
成しない。ただ、女子医だけは賛成してく
れている」と話される方もいらっしゃいま
した。

昨年、医学部入試における女性差別が言わ
れましたが、東京女子医科大学ではそのよ
うなことはあり得ません。女子の医学部受
験生も余計な心配をすることなく受験でき
ます。また、来年2月に新校舎が完成しま
すので、女子医人気は更に高まると思いま
す。

それに加えて親世代の支持もあり、東京女
子医科大学の人気は高まっていくと思いま
す。