昨日は、聖マリアンナ医科大学の推薦入試で
変更があることをお伝えしましたが今日は、
合格に必要なことをお伝えいたします。
聖マリアンナ医科大学推薦入試の試験内容は、
1次試験が30分の適性検査、60分の英語、
90分の自然科学総合問題になります。
指定校推薦入試では、自然科学総合問題は免
除されますが、一般公募推薦入試を併願した
方がいいと思いますし、多くの志願者は、指
定校推薦と公募推薦を併願しますので、自然
科学総合問題の準備をしておいた方がいいで
しょう。
昨年、聖マリアンナ医科大学の指定校推薦入
試には67名が出願しましたが、そのうち52
名は公募推薦入試を併願しています。指定校
推薦入試では合格出来なかったものの併願し
ていた公募推薦入試で合格した受験生が5名
いました。併願していなければ合格通知を手
にすることは無かった受験生です。
逆に、指定校推薦入試だけに出願した受験生
は15名で、恐らく自然科学総合問題への不
安から併願しなかったのだと思います。
このことを考えると、聖マリアンナ医科大学
の推薦入試で合格するためには「自然科学総
合問題への対策も欠かせない」と言えるでし
ょう。
また、昨年までは推薦入試の配点は公表され
ていませんでしたが、今年は公表されました。
英語の配点は150点、自然科学総合問題の配
点は200点で、自然科学総合問題の方が、配
点が高くなっています。配点を見ても、やは
り自然科学総合問題は重要です。
メルリックスでも、聖マリアンナ医科大学推
薦入試対策講座で使う、自然科学総合問題の
プレテストを作成中です。昨年、聖マリアン
ナ医科大学推薦入試に13名が合格しました
が、自然科学総合問題対策もあってのことだ
と思います。
聖マリアンナ医科大学の自然科学総合問題は、
1つの問題に、数学や理科からの要素が入っ
た問題です。他の医学部では、なかなか見ら
れない問題ですし高校でも扱うことはないで
しょう。
ですから、このタイプの問題に慣れている
かが合否に大きく影響しそうです。
なお、聖マリアンナ医科大学の適性試験は、
一つの質問に「はい。いいえ。」で答えるも
ので、余計なことを考えずに素直に答えて
いけば何も問題ありません。
2次試験では、小論文と2回の個人面接が
あります。昨日もお伝えしたように、2回
の個人面接は、それぞれ内容が異なると思
います。
例えば、1回目は医学部ではよく見られる
個人面接で、2回目は医学部の面接で増え、
て来たMMIといった、2回の面接が考え
られます。
志望動機書などの出願書類は、入試要項
に書かれているように面接の参考資料で
しかありません。医学部志望動機など、
出願書類に必要以上の時間を掛けるのは
どうかと思います。
聖マリアンナ医科大学の小論文は、60分
で3問の小問に答えます。現代国語の要
素も入った小論文ですので、聖マリアン
ナ医科大学推薦入試の小論文に慣れてお
くといいでしょう。
試験時間60分の課題文型小論文で小問
3問は、時間的に余裕がありません。
試験時間当日は、時間配分に気をつけて
ください。
2次試験の配点は、小論文100点、面接
が2回で200点の合計300点です。350
点満点の1次試験と2次試験の得点を合
計して合否が判定されます。
なお、面接・小論文に問題があるとされ
ると「成績の如何にかかわらず不合格と
なることがあります」と入試要項に書か
れています。
最後に、聖マリアンナ医科大学を受験
するのであれば、アドミッションポリ
シーは、必ず見ておいてください。
そこには、聖マリアンナ医科大学が入試
で、どの様な受験生を選抜したいかが
書かれています。合格へのヒントが満載
されています。
鈴村学院長はよく「行間を読む」と言い
ます。アドミッションポリシーも単純に
文章を読むだけでなく、大学がどういう
気持ちでアドミッションポリシーを書い
ているのか考えながら読むことをお勧め
します。