医学部入試

最後のセンター試験、受験案内配付開始(2019-09-06)

来年1月の試験が最後となる、大学入学センター
試験の受験案内の配布が9月2日(月)から始ま
りました。

センター試験の出願期間は、9月30日(月)か
ら10月10日(木)(消印有効)になります。
センター試験の受験案内は、いわゆる入試要項
で、志願票や受験料の振り込み用紙も同封され
ています。

センター試験は、国公立医学部・歯学部受験生
はもちろん、私立医学部・歯学部受験生も受験
することの多い試験です。

私立医学部・歯学部受験生でセンター試験を受
験する場合で最も多いのは、医学部や歯学部の
センター試験利用入試への出願を予定している
場合です。

この他にも、受験は今年で最後と決めている受
験生が他学部のセンター試験利用入試に出願す
る場合もあります。

私立医学部・歯学部受験生で、センター試験利
用入試を考えていなければ、センター試験を受
験しなくてもいいのでしょうか?

絶対に受験した方がいい、とは言いませんが、
センター試験利用入試を考えていなくてもセン
ター試験を受ける意味はあります。
私は、「最後の模擬試験と考えてセンター試験
を受験することもいい」、と考えています。

多くの模擬試験は11月には終わります。採点
をして偏差値や合格可能性判定を出し、受験者
に答案を返却する時間を考えると11月がギリ
ギリのタイミングになります。11月で模試を
終えると、最後の模擬試験から実際の入試ま
で2か月近く時間が空きます。

試験感覚を取り戻すためにセンター試験を受ける
ことも「有り」だと思います。また、特に現役生
は初めての大学入試ですから一度、入試本番を経
験することも意味のあることだと思います。

一方で、私立医学部・歯学部一般入試の直前に時
間を取られたくない、という考えもあります。
私立大学の医学部・歯学部だけを受験するのであ
れば、「センター試験を受験するか、しないか」
を一度きちんと考えてください。

さて、センター試験の出願では、受験科目に注意
してください。理科は、理科①と理科②に分かれ
ています。また、受験パターンはA、B、C、Dの
4つのパターンの中から一つを選んで事前登録を
します。

私立医学部、私立歯学部のセンター試験利用入試
の試験科目は、大学によって異なります。志望校
のセンター試験利用入試では、どの科目の受験が
必要かを必ず確認しておいてください。

帝京大学医学部や私立歯学部のセンター試験利用
入試は、理科2科目を必要としていません。理科
を2科目解答した場合、どの様に扱われるのかは、
確認しておいてください

例えば、帝京大学医学部や東京歯科大学、大阪歯
科大学のセンター試験利用入試では、高得点科目
を合否判定に使用します。一方、日本歯科大学で
は、第一解答科目を合否判定に使用します。

志望校のセンター試験利用入試に必要な科目、理
科を2科目解答した時の扱いは、確認しておいて
ください。