私立医学部で、１年次は全員が寮に入るのは岩手
医科大学医学部、昭和大学医学部、順天堂大学医
学部、川崎医科大学の４校です。

寮では、他人との共同生活になりますので、いろ
いろと気苦労もあるようですが、医学部の寮生活
を終えたメルリックス卒業生たちは、ほとんどが
「楽しかった」と言っています。

食事の心配は基本的にありませんが、好き嫌いを
言うわけには行きません。掃除、洗濯は自分でや
る必要があります。慣れていないことをやるのは、
大変かもしれません。

寮には当然、規則があり門限などもあるでしょう。
同室の寮生にも気を使わなければなりません。

寮生活は、苦労ばかりのようにも見えますが、け
してそうではありません。やはり、「寝食を共に
する」ことで、深い絆が生まれるようです。

寮で勉強をすることで自然と勉強が出来る上に、
仲間と一緒に勉強することで、教えあいながらの
勉強が出来るようです。

入寮してすぐの時期は、慣れなくて大変な面もあ
るかもしれませんが、それを超える良さが寮生活
にはあるようです。

６年間全寮制の医学部が自治医科大学と防衛医科
大学校です。自治医科大学は、高い医師国家試験
合格率を誇っていますが、全寮制もその一因とさ
れています。

国際医療福祉大学医学部は、各学年２０人の留学
生がいて、日本人学生と一緒に医学を学びます。留
学生は寮に入りますが日本人学生も希望者は、留学
生と同じ寮に入ることが出来ます。様々な国から来
た文化の違う留学生と一緒に暮らすことは「寮内留
学」といった感じ、とのことです。

国際医療福祉大学医学部では２年生までのほとんど
の授業を英語で学びますが、入寮すれば２４時間英
語漬けの生活となります。

現状では入寮希望者が多く、留学生以外の入寮希望
者全員が寮に入ることは出来ない状況とのことです。

医学部では、寮を持つ大学が少なくありません。医
学部の受験校を考える際に、寮も一つの要素として
考えることもいいでしょう。