医学部入試

滋賀医科大学の推薦入試をお勧めするわけ(2019-10-15)

私立医学部に限らず、国公立大学医学部も推薦
入試が行われます。国公立医学部の推薦入試では
センター試験の受験が課される場合がほとんどで
、実質的に「センター勝負」と言っていい大学が
多くなります。

国公立大学医学部は国語や地歴公民など、科目数
も多く大学入試の中でも飛び抜けて「難しい」入
試です。出来れば、一般入試とは別枠の推薦入試
にもチャレンジしたいところですが、推薦入試は
大学により試験内容が異なりますので、自分にあ
った試験内容の大学を受験することが大切です。

国公立大学医学部推薦入試で注目するのは、滋賀
医科大学の推薦入試です。滋賀医科大学推薦入試
の大きな特徴は、12月14日(土)に小論文と面
接を終えてしまうところです。

12月14日以降は、センター試験対策、国公立
大学2次試験対策、私立医学部入試対策に時間を
使うことができます。一般的な国公立医学部の推
薦入試では、センター試験の後に小論文と面接を
行いますので、センター試験後の時間の使い方が
難しくなります。

滋賀医科大学の説明によると、センター試験の1
か月以上前に小論文と面接を行うのは「小論文を、
時間を掛けてしっかり採点するため」とのことで
す。ここからも分かるように、滋賀医科大学では
センター試験だけでなく、小論文と面接も合否判
定では重きを置いていることが分かります。

過去にはセンター試験得点率79.1%で合格した
受験生、88.6%で合格出来なかった受験生を確
認しています。小論文、面接の比重が他大学と
比べ、かなり高いと考えられます。

滋賀医科大学の小論文は、2時間で大問2問を
書くのですが、それぞれ小問が2問あり、小問
1問を30分で書き切らなければなりません。内
容以前に30分で400字を書き切ることが絶対条
件です。400字という字数は短く、かえってまと
めにくいものです。滋賀医科大学推薦入試の小論
文過去問を使って練習するといいでしょう。

滋賀医科大学推薦入試の面接は受験生6人での
グループ面接です。与えられるテーマは医療系の
テーマも多くなっています。グループ面接、グル
ープ討論は、いつも同じで「その大学と同じ人数、
同じやり方でやってみる」ことが大切です。
実際に、やってみることで「コツ」が分かります。
私立医学部推薦入試では北里大学医学部、福岡大
学医学部、関西医科大学の面接で同じことが言え
ます。

滋賀医科大学の推薦入試は今年から変更があり、
募集人員は10名増えて35名。受験資格も1浪
までに広がりました。国公立医学部推薦入試の
受験を考えている医学部受験生の皆さんは、滋賀
医科大学推薦入試も検討するといいでしょう。

滋賀医科大学推薦入試の過去問は大学からは
貰えないので滋賀県の隣県、京都の河合塾、駿台
などの予備校に相談するといいでしょう。私が知
っている範囲では、創医塾京都が10年分持って
います。