どんなに学力の高い受験生も、入試直前の
この時期は多少なりとも精神的に揺れる
ものです。
「医学部は飛び抜けて難しい」という意識
は、医学部受験生が共通して持っていると
思います。自分の医学部合格を信じていて
も、それでも100%の自信とはいかない
でしょう。
特に浪人生は、過去に辛い思いしかしてい
ませんので、「今年もダメだったらどうし
よう」「今まで上手く行かなかったのに、
本当に今年は上手く行くんだろうか?」と
考えがちです。
それで、いいのです。受験生なら当たり前
の心情です。
受験生の揺れる気持ちを少しでも落ち着か
せるために、受験生の親や友人が、お守り
をくれたりします。自分で買う人もいるで
しょう。
今日、メルリックスには長野のリンゴ農家
さんから特別なリンゴが届きました。昨年、
強風で甚大な被害を出した台風19号に耐
えたリンゴです。
この農家の多くのリンゴも、台風19号の
かつてない非常に強い風でボタボタと落ち
たそうです。今日届いたのは、周りのリン
ゴが次々と強い風で落ちる中、台風19号
の強風に負けずに落ちなかったリンゴ「落
ちないリンゴ」です。
強い風で他のリンゴや葉と擦れたために、
このリンゴの表面には多少なりともキズ
がついています。それでも落ちなかった
リンゴです。
キズのせいで市場には出回らないとのこと
ですが、味には何の問題もありません。
今日届いた「落ちないリンゴ」を生徒達の
お守りとして配ったり、自由に持っていけ
るようにしました。
実際の入試では、「気持ち」「メンタル」は
合格の大きな要素となります。模試でいい
成績を取った時に使った筆記用具、合格し
た先輩から受け継いだお守り。「これがある
から大丈夫」と思える物が何かあるといい
でしょう。
以前、医学部入試が始まって前半戦は全く
調子が出ず1次合格ゼロの生徒が、鈴村学
院長から「これを触れば落ち着く。これを
触ればきっと上手く行く」とゴムバンドを
渡され、それを手首に付けて試験に臨み、
力を出し切り東京医科大学に進学した生徒
がいました。
自分を落ち着かせるお守り的な物は、あっ
てもいいと思います。