医学部入試

センター試験は、いかに減点を避けるか(2020-01-16)

いよいよ明後日は、センター試験の1日目
です。受験生の皆さんは、これまで蓄えて
きた力を出し切ってください。

センター試験当日、受験生の皆さんは少し
でも点を取ろうと考えるでしょう。
センター試験は「どれだけ取ったかが勝負」
という考え方が一般的でしょうが、「どれだ
け落とさなかったかが勝負」という考え方も
あります。

国公立医学部受験生の皆さんは、「センター
9割」を目標にする受験生が多いのではない
でしょうか?国公立医学部の中には「センタ
ー9割」では物足りない大学もありますが、
国公立医学部受験生の多くは「センター9割」
が目標ではないでしょうか?

私立医学部受験生も同じように「センター
9割」が目標になるでしょう。私立医学部の
センター試験利用入試でも「センター9割」
では心もとない大学もありますが、まずは
「センター9割」が目標でしょう。

センター試験は、どの科目も全受験生の平
均点が100点満点で60点になるように
作問されています。

私立も国公立も医学部志望者は、平均点が
60点の試験で90点が、まずもっての
目標となります。90点ということは、
10点しか落とせないということです。

そのためには、とにかくつまらないミスを
しないことです。「問題文は落ち着いて読む」
「マークずれは絶対にしない」こういった
基本中の基本をきっちり守ってください。
点を落とさなくていいところでの減点は、
絶対しないことを考えてください。

もう一つ、「センター9割」は合計点での話
です。全ての科目で9割を取らなければな
らない、ということではありません。2日目
を終えて合計点で目標に達していればいいの
です。1科目、1科目の出来を気にし過ぎ
ないようにしてください。

また、平均点が60点になるように作られ
ているといっても、当然ブレはあります。
「今日は全然出来ない」と、もし感じたと
しても、それは自分だけではありません。
「今年は難しくなっている。他の受験生も
苦労している」と考えてください。

「自分だけが、その日に限って出来ない」
ということはありません。国語の平均点が
5割を切った年もありました。自分だけが
出来ないなんてあり得ないことを忘れない
でください。