私立医学部一般入試の出願期間も一部の
大学では終了しました。昭和大学医学部
と近畿大学医学部の志願者数が確定しま
した。
昭和大学のホームページに昨日、1月16
日付で確定志願者数が公表されました。
募集人員75名の昭和大学医学部一般Ⅰ期
入試の確定志願者数は2,642名でした。
昨年の昭和大学医学部Ⅰ期の志願者は
3,566名でしたので、昨年に比べ924名、
25.9%の減少です。
1月13日のこのブログで昭和大学医学部
の志願者数の途中経過について「やや遅
い感じがする」としましたが、私も最終
的にここまでの志願者減となるとは考え
ていませんでした。
では、昭和大学医学部一般Ⅰ期入試は易
しくなるのでしょうか?私は、あまり期
待しない方がいいと思います。志願者が
減ったとは言え、定員75名のところに
2,642名が志願しています。昭和大学医
学部を回避した受験生は、「昭和大学医
学部の合格は大変だ」と考えた層が多か
ったのではないかと、私は考えています。
合否を争う受験者層は、それほど減って
いないように思います。
私立医学部志願者数に影響を与える要因
として、入試日程(2次試験を含めた他
の医学部との重複など)、募集人員、試
験会場、学費、イメージなど様々な要
因があります。
昭和大学医学部の志願者減の理由につ
いては、いくつか浮かびますが軽々に
判断するわけにもいきません。少し
時間をかけて分析していきます。
昭和大学医学部の地域別選抜入試の志
願者は279名でした。前年に比べ83
名、22.9%の志願者減となりました。
昭和大学歯学部Ⅰ期の志願者数も確定
しました。募集人員44名に対し志願者
は373名で前年を156名、29.5%下回
りました。医学部Ⅰ期利用併願入試の
志願者は募集人員3名に対し61名でし
た。前年の志願者数の45名、42.5%減
でした。
募集人員10名の歯学部センター試験利
用入試A方式の志願者は187名、募集
人員6名のB方式の志願者は18名で、
いずれも前年の志願者数を下回りまし
た。
近畿大学医学部一般前期の出願締め切
りは、1月10日必着です。近畿大学
のホームページに掲載されている「出
願速報」の一番下に小さく、「医学部は
確定」とあります。
近畿大学医学部一般前期の志願者は、
1,236名でした。前年の志願者は1,327
名でしたので、前年に比べ91名、6.9%
の志願者減でした。
近畿大学医学部の地域枠入試の志願者数
も確定していて志願者は、大阪府地域枠
7名、奈良県地域枠3名、和歌山県地域
枠5名、静岡県地域枠15名でした。
昭和大学医学部、近畿大学医学部の志願
者は減少しましたが、途中経過ですが前
年同時期の志願者数を上回っている大学
もあります。
今後も医学部の志願者数が確定した大学
については、お伝えしていきます。