女子の医学部受験生の中には、医学部入試
における「女子差別」を気にされる方もい
ると思います。

鈴村学院長が質問にお答えする、メルリッ
クス学院公式ツイッターでも「女子差別」
に関する質問、投稿が時々見られます。

東京女子医科大学医学部は、女子だけに
受験資格を与える医学部ですから、女子
受験生の皆さんも「女子差別」を全く気
にすることなく受験することが出来ます。

ちなみに「女子差別」ですが、女子だと
いう理由で一律に差別されることは無い
と考えてください。女子だから、という
理由で一律に差別を受けることは、残念
ですが以前はありましたが、今の医学部
入試ではありません。一人ひとりの受験
生をしっかり見てくれます。

さて、東京女子医科大学医学部入試のポ
イントですが、本日１次試験が行われて
いる岩手医科大学医学部と同じで「試験
時間が短い」です。

英語、数学、理科いずれも６０分で解く
必要があります。（理科は２科目１２０分）

東京女子医科大学は入学者の合格最低点
を公表しています。昨年は４００点満点
の２５９点、一昨年は２４１点、３年前
は２５７点でした。さらにその前年は
２５６点でした。４科目合計で２６０点
を超えれば東京女子医科大学合格の可能
性は高くなりそうです。

上記で示した点数は入学者の最低点です
ので、とにかくこの最低点はなんとして
も越えなければなりません。逆に言うと
目標が明確です。

受験生の皆さんは、４科目合計で最低
でも２６０点を取ることを目標として
ください。あくまで４科目合計です。
２６０点を４で割った６５点が各科目
の目標となるわけではありません。実
際には４科目合計で２７０点を取るた
めの各科目の目標点を考えてください。

そして、６０分の試験時間の中で各科
目の目標点を確実にとるための時間配
分を考えるといいでしょう。

東京女子医科大学の数学では、解けた
としても時間のかかる問題が出題され
ることもあります。解きやすそうな問
題から解くことを心掛けてください。

東京女子医科大学の英語はグラフや図
表なども問題文に入ってきますので、
こういった問題に慣れておくといいで
しょう。差が付きやすい英作文は、過
去問で自分の考えを英文で表現する練
習を1回でもしておくことをお勧めし
ます。

１次試験で適性・小論文試験も行われ
ますが、赤本には掲載されていません。
昨年は「遺伝子検査」に関するテーマ
型、８００字の小論文が出題されて
います。

適性試験と合わせて試験時間は６０分
ですので、適性試験に時間を掛け過ぎ
ると小論文を書く時間が無くなって
しまいます。ここでも時間配分が大切
になってきます。適性試験を素早く片
付け、残りの時間で小論文を書くと
いいと思います。

ところで東京女子医科大学では昨年
４月に新しい理事長と学長が就任し
ました。新体制での初めての一般入試
となります。すでに行われた推薦入試
では、体制が変わったことの影響を感
じました。

昨年11月に行われた東京女子医科大
学推薦入試では、メルリックス学院か
ら２２名が合格しました。その際には、
新しい理事長、学長を意識して対策を
行いましたが、一般入試でも２次試験
では新しい理事長、学長を意識した対
策をした方がいいと思います。

この点については１次試験の合格発表
後に改めてお伝えいたします。

今日から試験会場にお邪魔しております！

＊田尻前学院長との受験相談を希望される方はコチラ＊
https://www.melurix.co.jp/news/213/