今日、2月25日から168の国公立大学で前期日程の
2次試験が始まりました。国公立大学前期日程の志願者
は前年を1万5483人下回る、24万3052人でし
た。
今年は新型コロナウイルスの感染が広がり、文部科学省
は受験会場の衛生管理の徹底を求めています。各大学で
も、受験生にマスクの着用を呼び掛けたり、消毒薬を設
置したりしているようです。
受験生が新型コロナウイルスに感染した場合については、
各大学で対応が異なっています。追試などを行う大学や
センター試験の結果などで合否を判定する大学もありま
す。一方で、東京大学や京都大学では新型コロナウイル
ス感染者の救済措置はありません。
今年度入試は、「センター試験最後の入試」となることか
ら受験生の安全志向が言われていますが、東京大学理科Ⅲ
類の志願者は若干増えています。1年間、東大理Ⅲを目指
して受験勉強を重ねてきた受験生は、安全志向とは無縁な
のかもしれません。
前期日程の合格発表は3月1日から10日の間に行われま
す。国公立医学部で後期日程を実施する大学は少なく、国
公立医学部は、前期日程一発勝負の様相を呈しています。