医学部入試

地域枠はチャンス大、鳥取大学医学部医学科修正(2020-04-02)

鳥取大学医学部医学科島根県枠の追加募集(2次
募集)について2度に渡りお伝えしました。

今回、3名の追加募集をする理由について「島根県
に縁のない都市部の医学部受験生が私立医学部に合
格し、鳥取大学医学部医学科島根県枠の入学を辞退
したのではないかと思われます」としましたが、ブ
ログの読者の方から「元々定員5名のところ2名し
か合格しなかったためだと思います」とご指摘をい
ただきました。

早速、鳥取大学に直接確認をしたところ「島根県枠
は、募集人員5名に対し合格者は2名だった」との
解答でした。入学辞退者が出たわけでは無く、ご指
摘のとおり「合格者が募集人員を満たしていなかっ
た」でした。この部分を修正させていただきます。

それにしても、国立大学医学部医学科の一般入試で
合格者が出ないことは想像していませんでした。
鳥取大学の入試要項を改めて見てみると「医学科に
おいては、センター試験の合計が概ね80%に満たな
い場合は、合格者となり得ないことがあります」と
書かれています。

「センター8割」を満たす受験生が2名しかいなか
ったのか、についても聞きましたが「それは答えら
れない」とのことでした。

いずれにしても「鳥取大学医学部が考える合格基準
を満たす受験生が2名しかいなかった」ということ
でしょう。「島根県の医療に貢献する意欲が全く感じ
られなかった」「そもそも2名しか、出願していなか
った」ということもあり得ますが、「センター試験概
ね80%」を満たす受験生が2名しかいなかった」の
かもしれません。一般枠では募集人員を満たして
いるわけですから「地域枠は一般枠に比べ、チャ
ンスが大きい」と言えそうです。

ちなみに、昨年の鳥取大学医学部医学科一般入試
では「追加合格者」が4名出ています。「追加合格」
は「追加募集(2次募集)」とは異なり、「合格者の
入学手続き完了後、募集人員に満たない場合」、不
合格者の中から、追加で合格者を出すことを言いま
す。昨年の追加合格者が、一般枠からなのか地域枠
からなのかは不明です。

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