昭和大学の2020年度入試結果がホームページ
に掲載されています。医学部も歯学部も一般入試
の志願者を減らしています。
昭和大学医学部一般選抜入試Ⅰ期の志願者は前年
を923名下回る2,643名でした。25%以上の大
きな減少でした。昭和大学医学部選抜Ⅰ期の志願
者は過去3年、3,500名程度でしたので3,000名
を下回ることは大学としても想定外だったようで
す。
一般選抜Ⅱ期の志願者は1,497名で前年を225名、
13%下回りました。センター試験利用入試(地域
別選抜)も選抜Ⅱ期と同じように13%の志願者減
でした。
昭和大学医学部一般選抜の志願者減の要因として
「学費の値上げ」が考えられます。昭和大学医学
部の6年間の学費は2,200万円で私立医学部の中
では4番目に学費の安い大学でした。この学費を
500万円値上げしましたので学費総額は2,700万
円になりました。
医学部受験生が、この学費改定に反応したのかも
しれません。都道府県別の志願者の動向も知りた
いところですが、これは分かりません。
昭和大学歯学部一般選抜Ⅰ期の志願者は366名で
前年を163名、30%以上下回りました。減少率は
医学部選抜Ⅰ期以上の大幅減でした。歯学部選抜
Ⅱ期の志願者は前年と同数の152名でした。
歯学部選抜Ⅰ期の志願者大幅減の理由についても
学費の値上げが考えられます。昭和大学歯学部で
は6年間の学費を250万円値上げしましたが、こ
のことが志願者減につながったのかもしれません。
昭和大学は、医学部も歯学部も受験生の人気の高い
大学です。2021年度入試では昭和大学の医学部と
歯学部の志願者がどうなるか注目されます。