「どこよりも早い医学部入試の結果まとめ」として
毎年、医学部受験生だけでなく高校の先生、大学の
入試担当者からもご好評をいただいている「入試総
括」の原稿をまとめています。
この「入試総括」は毎年、どこよりも早く医学部入
試そして歯学部入試の結果を集計して、分析してい
ます。また、医師国家試験や歯科医師国家試験の結
果についても併せて掲載しています。
どこよりも早く医学部入試、歯学部入試の結果をま
とめ、分析して公表出来るのは医学部入試情報、歯
学部入試情報にも力を入れている、メルリックスだ
からこそ、と自負しています。
例えば、聖マリアンナ医科大学の指定校推薦入試は、
「指定校」というだけでチャンスの大きい医学部入
試と思いがちですが、聖マリアンナ医科大学の指定
校は300校ほどあります。筆記試験は英語だけです
が過去問が公表されていませんので、どの様な問題
が出題されるか分からないと思います。
こういった場合「聖マリアンナの英語は、こういっ
た問題が出るから、こういう準備が必要」というこ
とを分かっている受験生とそうでない受験生では差
が出てしまうと思います。指定校と併願出来る公募
推薦では、英語の他に「自然科学総合問題」が出題
されます。普通の受験生は、いったいどんな問題が
出題されるのか見当もつかないと思います。自然科
学総合問題がどの様な問題かを知っているか知らな
いかでは、やはり差がついてしまうと思います。聖
マリアンナ医科大学の推薦入試は一つの例ですが、
医学部入試には情報力も欠かせないと考えます。
前置きが長くなりました。
2020年度の国公立大学医学部一般入試の志願者は、
前期と後期合わせて前年を約3千人以上下回りま
した。6年連続の志願者減です。国公立大学医学
部一般入試の志願者は、6年間で約1万人減少し
ています。減少の理由については「入試総括」を
御覧いただくとして、医学部受験生の皆さんに注
意して頂きたいのは「志願者が減っても医学部が
最難関学部であることに変わりはない」というこ
とです。
国公立大学医学部の志願者が減っているとはいえ、
「医学部に合格出来る」と思っている成績最上位
層は、変わらず医学部に出願しています。減って
いるのは「医学部に行ければいいけど……」とい
う受験生だと考えて下さい。
国公立医学部志望の皆さんは、このことを忘れな
いでください。来年の国公立医学部一般入試(一
般選抜)を考える際に忘れてはいけないことがあ
ります。明日は、それについてお伝え致します。