医学部入試

数学の先生は、なぜ数学の先生をやっているか考えよう

いろいろな医学部受験生、歯学部受験生の方の
ご相談を受ける時には「苦手科目は、どういった
勉強をしているか」もお聞きします。

そういった時に、特定科目専門の塾・予備校で勉
強をされている方が少なくありません。苦手科目
だからこそ、その科目の専門塾に通うといいと思
うのでしょう。

突然、話は変わりますが例えば数学の先生は、な
ぜ数学の先生をしていると思いますか?多くの場
合は「数学が得意。数学が好き」だからでしょう。

ですから、一般的に数学の先生は数学の問題を解
くことを「いやだ」と思うことはないでしょう。
数学が得意で数学に対して自信があるから、授業
でも「エクセレントな解き方をして、どうだ凄い
だろう」といった授業をされる先生もいるようで
す。

数学が好きで得意な受験生にはいいのかもしれま
せんが、数学に苦手意識のある受験生には向かな
い授業だと思います。

医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは将来、数
学者を目指しているわけではないでしょう。今、
必要なのは「志望校に合格するための数学力」で
す。数学に苦手意識があるなら「医学部入試、歯
学部入試では数学で足を引っ張らない」ことを考
えても、かまわないでしょう。

ほとんどの数学の先生は、数学に自信があるから
数学の先生をやっていると考えていいと思います。
数学が好きな数学の先生としては「これくらいの
問題は、簡単に解いて欲しい」という気持ちで
授業をされるかもしれませんが、数学に苦手意
識のある受験生には、そう簡単ではないかもし
れません。

数学の専門塾に行けば苦手な数学が得意になる、
と簡単に考えるのはどうかと思います。数学が
苦手な自分に合った授業かどうかは、ちゃんと
確かめて受講してください。

苦手科目があるなら、「苦手な自分の気持ちが
分かってくれる。苦手な自分に合った授業を
してくれる」そういったところで勉強をして
ください。

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