医学部入試

私立医学部22校で入試変更、細心の注意を

センター試験に代わって大学入学共通テストが
実施されるように、大学入試が大きく変わろう
としています。

私立医学部入試も「入試改革」の大きなうねり
の中にいるようです。

昨日お伝えしましたように、メルリックスでは
生徒、講師、スタッフ用の私立医学部入試変更
点をまとめた資料の第一版が完成しています。

それを見て驚いたのですが、私立医学部31校
中、実に22大学で入試関連の何らかの変更が
あります。

今のところ、医学部入試関連の変更が無いと
思われるのは、東北医科薬科大学医学部、杏
林大学医学部、東京慈恵会医科大学、日本大
学医学部、日本医科大学、大阪医科大学(来
年4月から、大阪医科薬科大学)、近畿大学
医学部、久留米大学医学部、産業医科大学の
9大学です。

この9大学医学部でも今後、入試関連の変更が
発表されるかもしれません。

少なくとも22の私立医学部で入試関連の変更
がありますので、医学部受験生の皆さんは安易
に「去年と同じ」と考えずに最新の注意で志望
校の入試を見て下さい。

例えば、獨協医科大学と埼玉医科大学の一般選
抜(一般入試)の各科目の試験時間が変更にな
っています。

「試験時間が変更になるんだ」で済ましてはい
けません。試験時間が変更になるという事が、
入試にどういう影響を与えるかを考える必要が
あります。

獨協医科大学では、これまで70分だった英語
と数学の試験時間がどちらも60分になります。
試験時間が10分短くなるという事は、「問題
数が減る」「問題が易しくなる」このどちらか
の可能性があります。

もともと、獨協医科大学の英語も数学も試験時
間に対し問題数が多く、受験生は苦労していま
した。このことを考えると、「試験時間が10分
短くなっても、問題数も難易度も変わらない」
ということは無さそうです。

一方、獨協医科大学の理科の試験時間は2科目
100分から、2科目120分に変更になります。
問題数が増える可能性も考えられますし、問題
の難易度が上がるかもしれません。

こういったことを分かって試験会場に行くのと、
理解しないまま試験会場に行くのとでは結果も
異なって来るでしょう。

新型コロナウイルスの状況によっては、今後も
入試変更があると思われます。来年度の医学部
入試は、特に情報力が結果に大きく影響しそう
です。医学部受験生の皆さんは、医学部入試情
報に細心の注意を払ってください。

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