医学部入試

医学部受験生、歯学部受験生でも国公立大学を
受験する皆さんは、大学入学共通テストは必須
です。しかし、私立専願であれば受けなくても
問題はありません。

高校3年生の皆さんは、高校から大学入学共通
テストの受験を強く勧められるかもしれません。
私立医学部入試、私立歯学部入試にも大学入学
共通テスト利用入試がありますので、大学入学
共通テストの受験を考えてもいいでしょう。

その際、大学入学共通テストを受験することが
自分にとってどのようなメリットがあるのか、
どのようなデメリットがあるのかを考えてくだ
さい。

大学入学共通テストを受験することのメリット
として「大学入学共通テスト利用入試に出願で
きる」ことが挙げられます。

ここで考えなければならないことは「出願と合
格は別」です。大学入学共通テスト利用入試の
ボーダーラインは、私立医学部で約9割、私立
歯学部で約8割と考えられます。

このボーダーラインを超えるのは、かなり大変
です。出願したとしても、合格ラインに届くか
は別の問題です。また、合格ラインに届くため
には、どうしても「大学入学共通テスト対策」
にかなり時間をかける必要があります。通常の
一般選抜に向けた勉強がストップしてしまいま
す。これは、デメリットになります。

横浜国立大学が、新型コロナウイルスへの対応
として、大学独自の試験を行わず大学入学共通
テストの成績だけで合否を判定することを発表
しました。

こういった報道を目にすると「大学入学共通テ
ストを受験しなくて大丈夫か?」と思うかもし
れません。しかし。これは国公立大学だから出
来ることです。

私立医学部入試、私立歯学部入試における大学
入学共通テスト利用入試の募集人員は10名程
度で募集人員のうち少数です。

さすがに、全ての一般選抜からの入学者を大学
入学共通テスト受験者の中から選抜するのは無
理でしょう。

私立医学部、私立歯学部専願の受験生の皆さん
は、大学入学共通テストを受験するかどうか、
自分にとってのメリット、」デメリットを踏まえ、
冷静に考えてください。受けるにしても受けない
にしても「なんとなく」はやめましょう。

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