旺文社教育情報センターは、9月1日に「私立
大志願者は14年ぶりに減少!」という記事を
サイト上に発表しました。
旺文社が「私立大学547校の2020年度一般入
試志願者数を集計したところ、私立大学一般入
試の志願者数は14年ぶりに減少となった」、と
いう内容の記事です。
これまで私立大学一般入試の志願者数は、入試
の多様化などから年々増加を続けてきました。
しかし、2020年度入試では、翌年度からのセン
ター試験に代わる大学入学共通テストの導入、
英語の外部検定資格の成績導入計画などから、
受験生全体が「超安全志向」になり、私立大学
の難関人気校を避けた結果、志願者減となった、
としています。
これまでは厳しいと分かっていても受けた難関
人気校の受験を、2020年度入試では受験生は
無理をしなかった、ということのようです。
これはあくまで私立大学全体の話ですが、この
記事の最後に「2021年度入試は、新入試の実施
とともに、コロナ禍への不安から、学校推薦型
選抜(特に指定校推薦)や総合型選抜入試への
志願者がさらに増加するとみられる」「受験生数
の減少に加え、前述の推薦系入試へのシフトなど
一般入試の志願者の減少は続くものと思われる」
と結んでいます。