新型コロナウイルスの感染者は、徐々に減少傾向
にあります。しかし、新型コロナウイルスの影響
でこの先、入試がどうなるか予断を許しません。
日本では新型コロナウイルスの感染者数は、緩や
かに減少傾向ですが、ヨーロッパでは感染が再拡
大の様相を見せています。
秋から冬にかけて、インフルエンザが流行すれば、
新型コロナウイルスと相まって、かなりの混乱は
避けられないでしょう。
こういった事態に備え、各大学は、様々な対応を
考えています。
新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者と
なった受験生のために、文部科学省は各大学に追
試験などの救済策を要請しています。多くの大学
で、新型コロナウイルスで受験できない受験生の
ために追試験が予定されています。
しかし、全ての大学が追試験を予定しているわけ
ではありません。文部科学省は要請していますが、
最終的には各大学の判断になります。追試験を行
うとなると会場の確保、試験問題の作成など大学
の負担も軽くありません。
近畿大学医学部推薦入試で、英語の問題が他学部
と共通問題に変更になるのも、「そんなに多くの
試験問題を作れない」ということかもしれません。
また文部科学省は、新型コロナウイルスの影響で
長期に渡る休校措置を取った高校の受験生のため
に大学に対し、出題範囲の配慮や選択問題を用意
することなどの他に、発展的な内容から出題する
際には詳しい説明をつけるよう要請しています。
しかし、これも最終的には各大学の判断になりま
す。
一つの大学の中でも、特に医学部は他学部と対応
が異なる場合もあるでしょう。
例年と出題範囲が異なるなど「学習の遅れ」に対
する何らかの配慮はあるのか?追試験は予定され
ているのか?志望校の状況をしっかり把握する必
要があります。
医学部や歯学部の入試については、入試要項で
詳細を確認することになりますが、どの大学も
「新型コロナウイルスの感染状況によって変更
する場合もあります」としています。
東海大学医学部編入学試験も入試要項記載の
試験日が、新型コロナウイルスの影響で延期
されました。例年なら補欠、繰り上げ合格が
あるのですが、今年は試験が延期されたことで、
あらかじめ補欠も繰り上げ合格も無いことが
追加で発表されました。
受験生の皆さんは、志望校の入試に注意を払い
続けてください。また、医学部入試・歯学部入
試の状況については随時、このブログでお伝え
してまいります。