朝日新聞の教育情報サイト、朝日新聞EduAに
「コロナでどうなる大学入試 3大予備校幹部
が語る 2021年度大学入試はこうなる」という
記事が出ています。
河合塾、駿台予備学校、代々木ゼミナールの方
がそれぞれ20201年度入試について語っていま
す。その中で特に医学部受験生の皆さんに関係
のある部分を紹介いたします。
河合塾教育情報部長は「医学部の志願者はこの
数年、減少しています。国公立大の医学部医学
科の志願者は、2014年度の約1万9900人を
ピークに6年連続で減少し、20年度には約1万
4700人と約5000人減りました。競争倍率も14
年度の5.4倍から20年度は4.0倍まで下がって
います。」「偏差値70以上の上位層の志望は圧倒
的に医学科が多いのは変わりませんが、2年ほど
前から一部はAIやデータサイエンスの情報系に
移っています」
「21年度は18歳人口が大きく減ります。河合塾
の推定では、21年度の大学志願者は今年度より
約3万人減少して約62万人前後となる見込みで
す」
「来年度の一般選抜の志願動向は、基本的にどの
系統も減るでしょう。安全志向が強まり、一般選
抜よりも総合型選抜、学校推薦型選抜でまず入学
先を決める受験生が増えると思います」
河合塾の方は、このように語っています。
国公立大学医学部医学科の志願者は減少し、競争
倍率も下がったものの、偏差値70以上の最上位
層は圧倒的に医学科ということですから、医学部
の難しさは変わらないと考えていいでしょう。
私立医学部については触れられていませんが、
国公立医学部同様、志願者は減っても難易度は
変わらないと考えてください。本当に合否を争
う上位層は減っていません。
また、大学入試全体として総合型選抜、学校推
薦型選抜志願者の増加を予想していますが、私
立医学部についてもそう言えると思います。特
に現役生の推薦・総合(AO)志向は強いと感
じます。
駿台予備学校、代々木ゼミナールについては
明日、ご紹介いたします。