昨日に続き、朝日新聞EduAの「3大予備校幹部
が語る 2021年度入試はこうなる」から医学部
受験生の皆さんが関心を持ちそうな部分を紹介
いたします。
昨日は、河合塾の2021年度入試に関する見解を
お伝えいたしましたが、本日は駿台予備学校の
見解です。
駿台予備学校は、駿台教育研究所進学情報事業
部長が2021年度入試について語っています。
「7月に有力高校約40校と情報交換会をしまし
たが、大学入学共通テストの準備が出来ていま
せん」「私立大学の理工系が増えているのが特徴
です。」「共通テストの問題傾向がまだつかめない
ので、国公立大学を避けて私立大学に絞って受け
ようという層が増えているのではないでしょうか。
私立大学の個別試験なら過去問もあるし、入試の
内容もそう変わらないので、心理的に楽なのでし
ょう」
「医学部の志願者が減っているのは、人気が落ち
ているのではなく、18歳人口が減り、一方で医学
部の定員を増やしているためで、現役生の志願率
は変わっていません。」
「医学部を目指す層は、比較的早い時期から志望
を決めています。受験勉強を頑張ってきたのに、
そうそう安易に方向転換は出来ないでしょう」
駿台予備学校の方は、大学入学共通テストを避け
るため私立大学理工系の志望者が増えているよう
だ、と述べています。
医学部入試でも国公立医学部を目指してきた受験
生が、過去問がなく対策の立てにくい大学入学
共通テストを避けて私立医学部に志願変更をする
こともあるかもしれません。少なくとも、私立医
学部を併願する国公立医学部志望者は増えそうで
す。
明日は、代々木ゼミナールの見解をご紹介いた
します。