医学部入試

聖マリアンナ医科大学の「不適切入試」認定

2018年、東京医科大学医学部不正入試発覚を
きっかけに、文部科学省は全国の医学部について
入試の実態調査を行いました。

その結果、東京医科大学だけでなく、順天堂大学
医学部や北里大学医学部、神戸大学医学部などで
女子受験生や浪人生など、特定の受験生を不利に
扱う「不適切入試」が行われていたことが判明し
ました。

文部科学省の調査では聖マリアンナ医科大学医学
部入試でも、女子受験生や浪人生に対して不利な
取り扱いをしたのではないかとの指摘がありまし
たが、聖マリアンナ医科大学はこれまで一貫して
「不適切入試」を否定してきました。

時事通信が今日、「大学医学部の不正入試問題で、
文部科学省が聖マリアンナ医科大の2015~
18年度の一般入試について、『女性や浪人生に
対する不適切な入試があったと見なさざるを得
ない』との見解を同大に通告したことが6日、
文部科学省への取材で分かった」と伝えました。

「文部科学省によると、2次試験での男女の得点
差を分析した統計学専門家の見解などを踏まえ、
1日に通告した」とも報じています。

この結果、聖マリアンナ医科大学に対する補助金
が減額されるかもしれませんが、少なくともこれ
から行われる医学部入試では不適切な取り扱いは
ないでしょう。

受験生の皆さんとしては今回の報道を受け、がっ
かりしたり、残念に思う方も多いと思いますが、
現在の医学部入試では、「不適切な取り扱い」は
入試データを見ても感じられませんので、落ち
着いて志望校の合格を目指してください。

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