医学部入試

今年の面接主要テーマは、「コロナ」ではあるけれど。

医学部の面接でよく聞かれる質問として「最近
のニュースで関心を持ったものは?」という質
問があります。

これに対して、自分自身が関心を持ったものなら
どんな答えを返してもかまいません。勉強ばかり
で、世の中の動きに関心を持っていない受験生な
のかを確認するための質問ですから、医療に関す
る答えである必要はありません。

医学部の面接だから、医学医療に関することを言
わなければならない、と考える受験生が多いよう
ですが、医学部の方と話していると「社会性を見
ているだけだ」ということが分かります。

医療関係のニュースについて聞きたければ「最近
の医療に関するニュースで関心を持ったものは?」
と聞いて来ます。

こういった質問とは別にズバリ、「コロナ禍につい
て、どのような感想を持っている?」「コロナウイ
ルス感染拡大への対応として、どのようなことを
していったらいいと思う?」「あなたのクラスメー
トがコロナウイルスに感染したことが分かったら、
あなたはどうしますか?」といった質問も想定さ
れます。

この時に面接官は、専門的な答えを求めてはいま
せん。医学部生に対してなら専門的な答えを期待
するでしょうが、面接官が相手にしているのは医
学を学ぶ前の受験生です。医学部を志望するなら
何か答えられるよね、という程度です。面接官に
とっては、専門的なことは医学部入学後に学んで
もらえばいいのです。

面接官は医学の専門家です。その人に向かって
中途半端な知識で答えるのは、リスクが大き過
ぎます。「なに、生意気なこと言ってるんだ」と
思われて「こんな受験生は入学させたくない」
と評価されては、元も子もありません。

今年の医学部面接では「コロナウイルス」が
主要なテーマとなるでしょう。しかし、だから
と言ってコロナウイルスに関連することを必死
に覚える必要はありません。医学に関心のある
受験生として関心は持っていて欲しいのですが、
深い知識を入れる必要はありません。知識を入
れる時間があれば、学力試験の対策をしてくだ
さい。

また、必ず「コロナ」について聞かれるかと
言うと、そんなことはありません。「コロナ」
以外のことが聞かれても何の不思議もありませ
ん。

東京女子医科大学学校推薦型選抜では、小グル
ープ討論が課されます。メルリックスの小グル
ープ討論対策では「コロナ」に関するテーマで
の練習もしましたが、その他のテーマでも練習
を行っています。今年、社会的に話題になった
ことは「コロナ」だけではありません。

医学部面接における今年の重要テーマは「コロ
ナ」だけではありません。広く社会に関心を持
ってください。しかし、深い知識は必要ありま
せん。あくまで、受験生という立場ですから。

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