医学部入試

文部科学省は、今後も「入試改革」を進めて行く
ことを考えています。その一環として全国の大学
に対して、この夏にアンケートを行いました。

文部科学省は、そのアンケートの結果を公表しま
したが、その中で大学入学共通テストに関するア
ンケートの結果に注目しました。

このアンケートは、大学に対して行われたのでは
なく、700以上の大学の各学部に対して行われま
した。91%に当たる全国2200学部から回答が
ありました。

「大学入学共通テストに記述式の問題を出すべき
か」という質問に対し「とてもそう思う」と「そ
う思う」との回答は合わせて約15%にしか過ぎ
ませんでした。

一方で、「あまりそう思わない」と「そう思わない」
を合わせると約84%にもなりました。8割以上の
学部が大学入学共通テストの記述式に対して否定
的な回答を寄せています。

これが、各大学での一般選抜での記述式問題の拡充
に対する回答では、「とてもそう思う」と「そう思う」
の肯定的な回答は約59%になり、「そう思わない」
と「あまりそう思わない」を合わせた否定的な回答は
約40%でした。

大学側は、大学入学共通テストでの記述式問題の導入
に対しては消極的ですが、各大学の入試での記述式問
題には積極的な姿勢を見せています。

大学・学部の多くが大学入学共通テストの記述式問題
に対して消極的という結果が出ましたので、先送りに
なっている大学入学共通テストでの記述式問題の導入
に影響を与えるかもしれません。

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