センター試験に代わって来年から実施される
大学入学共通テストの確定志願者が、大学入
試センターから発表されました。

２０２１年度大学入学共通テストの確定志願
者数は、５３万５２４５人で前年のセンター
試験志願者数を２万２４５４人下回りました。

これを、現役生と既卒生（浪人生）別に見る
と現役生は前年を２千４４０人下回る、0.5％
減でしたが、浪人生は前年を１万９３６９人
下回り、19.3％もの大幅減となりました。

2021年度からの大学入学共通テストに不安を
感じる昨年の受験生が、今年の4月に浪人の
道を選ばずに大学に進学したことなどから、浪
人生が大きく減少したと考えられます。

ただし、医学部受験生は「浪人覚悟」の受験生
も多いため、医学部を目指す浪人生が減ったと
は考えない方がいいでしょう。

特に医学部・歯学部志望者でも、私立医学部や
私立歯学部を専願とし国公立医学部、歯学部を
受験しない受験生は大学入学共通テストを受験
する必要がないため、新しいテストに代わるこ
とは影響しないと考えていいでしょう。

試験日程別に見ると、当初から予定されていた
1月16日（土）、17日（日）に受験する志願者
は、５３万４５２７人で、第2日程が選択出来
るのは、現役生のみではありますが、99.87％の
大学入学共通テスト志願者が「第１日程」を選
択しています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う高校の
休校などによる「学習の遅れ」に対応するため
特例として設けられた1月30日（土）、31日
（日）の「第2日程」の選択者は僅か、７１８
人で、大学入学共通テスト志願者の0.13％で
した。

1月16日（土）の大学入学共通テスト初日ま
で、5週間ほどになりました。受験生の皆さん
は、まず体調に気を付けて、悔いのない日々を
送ってください。

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