新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない
中、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県に緊
急事態宣言が発出される見通しです。
これを受けて今日の午前中、萩生田文部科学大
臣は急遽、臨時記者会見を開きました。
25分ほどの記者会見でしたが、その中で大学入
学共通テストについて、予定通り実施する考え
を改めて示しました。
また、各大学が行う個別試験についても、各大
学に協力を求めているだけでなく宿泊施設や公
共交通機関などにも協力を求め、政府全体とし
て受験生を支えていく、としました。
記者から「受験生にエールを」と求められると
受験生へのエールの最後に「せっかくこれまで
準備してきた受験生を社会全体で支えたい」と
締めくくりました。
萩生田文部科学大臣の臨時記者会見の動画を
見ましたが、「入試はやり切る」という大臣の
強い決意を感じました。
さて、私立医学部の出願が進んでいますが藤田
医科大学と近畿大学医学部では、出願速報を公
表しています。
藤田医科大学の1月3日現在の医学部一般選抜
前期の志願者数は、1255名です。前年の志願者
は、1742名でしたので前年の72%となってい
ます。
藤田医科大学医学部一般選抜前期の出願締め切
りは、1月13日です。
共通テスト利用入試前期の出願者は、336名で
前年志願者596名の56%となっています。出
願締め切りは1月15日です。
近畿大学医学部一般前期の志願者は1月5日
現在で983名。前年の78%です。出願締め
切りは1月14日です。
近畿大学医学部共通テスト利用入試前期の志
願者は134名、前年志願者600名の22%
です。1月15日が出願締め切りです。
藤田医科大学も近畿大学医学部も、共通テス
ト利用入試の志願者が伸び悩んでいます。
私立医学部専願の受験生にとっては、過去問
の無い、大学入学共通テストに対する不安は
大きい、と考えていいのかもしれません。
私立医学部の大学入学共通テスト利用入試の
志願者が減ったとしても、受かる自信のある
受験生は減っていないと考えられます。
仮に、志願者減となっても難易度は変わらな
いと考えていいでしょう。