医学部入試

2年連続で男子より女子合格率が高い6私立医学部

昨年12月に文部科学省は、2019年度と
2020年度の医学部入試における、男女別
の合格率調査の結果を発表しています。

ここで言う「合格率」は「合格者数÷受験者数」
です。国公立大学医学部は、前期・後期それぞ
れ1校しか受験出来ず併願が出来ませんので、
受験者数は私立医学部に比べて少なくなります。
その結果、必然的に合格率は私立医学部に比べ
高くなりますので、私立医学部と国公立医学部
の合格率を単純に比較することには意味がない
でしょう。

国公立医学部の2020年度入試の合格率を見
ると、男女とも全ての大学が2桁の合格率です。
和歌山県立医科大学の合格率は男子59.54%、
女子48.94%と、男子では受験者の6割、女子
では受験者のほぼ半数が合格しています。

私立医学部一般選抜では、考えられない合格率
です。

このブログの読者の方が主に知りたいのは、私
立医学部、大学別の男子合格率、女子合格率で
しょう。

2020年度の私立医学部入試で男子合格率を
女子が上回ったのは私立医学部31校中、11
校でした。(東京女子医科大学を除く)

北から埼玉医科大学、杏林大学医学部、昭和大
学医学部、帝京大学医学部、東邦大学医学部、
日本医科大学、聖マリアンナ医科大学、金沢医
科大学、大阪医科大学、兵庫医科大学、川崎医
科大学の11校です。

このうち、2020年度入試と2019年度
入試の2年続けて、女子合格率が男子合格率
を上回ったのは埼玉医科大学、昭和大学医学
部、帝京大学医学部、日本医科大学、聖マリ
アンナ医科大学、川崎医科大学の6校でした。

2020年度入試の私立医学部男女別合格率
を見ると、どの大学も「女子不利」と思える
程の差はありません。医学部を目指す女子受
験生の皆さんは、「女子を一律に差別する」と
いうことは見られませんので、余計なことを
気にすることなく医学部を受験してください。

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