私立医学部、私立歯学部の一般選抜(一般入試)
に向けて過去問を解く受験生も多いと思います。
「過去問を解くのなら、ここに気を付けて」と
いうことをお伝えいたします。
過去問は、その大学の入試では絶対出ない問題
です。では、なぜ過去問を解くのでしょうか?
まず、志望校の入試を疑似体験できることが挙
げられます。志望校の入試問題を実際に解くこ
とで、初めて分かることがあります。
問題の順番が、他の医学部や歯学部の入試問題
と異なっている。「正しくないものを選ぶ」問
題もある。答えが「きれいな形」ではないこと
もある、などです。
解答形式もマーク式、記述式の他に、マーク・
記述混在もあります。それも事前に分かります。
そして、実際の医学部入試、歯学部入試で合格
点を取るための自分なりの作戦を考えることが
出来ます。
「数学の小問集合の中には、計算が複雑で時間
のかかる問題もある。それにこだわるより大問
に移った方が自分は点が取りやすい」例えば、
このようなことです。
そして実際に解かないと分からないのが「試
験時間は足りるのか」です。「この大学の英語
は、なんとか試験時間内で解き切れそうだ」
「化学は、知識系の問題で時間を取られると
時間が足りなくなる」
実際の医学部入試、歯学部入試では時間配分
が合否を大きく左右します。過去問を解くの
であれば、特に時間配分を考えるようにして
ください。
また、この時期に分からないことが残ると
精神的にマイナスになる恐れがあります。
過去問を解いて、答えを見ても分からなけ
れば、誰かに聞くのが一番です。
メルリックスの生徒達がわざわざメルリッ
クスに来て自習する理由の一つに「いつで
も質問が出来る」ということがあるようで
す。
分からないことは、少し貯めておいてまと
めて聞くのもいいと思いますが、そのまま
にはしなようにしてください。自信にかか
わってきます。